蛇柱の心が奪われた ページ7
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本部の庭でボーッとする人が日に日に増えていて他の柱は危機感を感じる。
「情けない情けなさすぎるぞ、グダグタしてないで動けよ貴様ら。」
「ンな事言うならお前が行けよォ。」
「そうです、伊黒さん行ってきて下さいよ。」
蛇柱は「はぁ。」とため息をつき木から降りた。そして水柱に「俺はお前みたいにバカなことはしない」とネチネチ言って指名手配犯の元へ向かった。
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「みんな!」
その頃指名手配犯はかまぼこ隊と合流していた。
かまぼこ隊はAの姿を見るや否や安心したように胸を撫で下ろし、善逸はAに抱きついた。
「A〜〜!!!本当に良かったぁぁ!!!」
「おかえりA…心配したよ。」
「子分がいない間どんぐり集めといたぞ!!やる!!」
炭治郎はニコッと笑って伊之助はピカピカのどんぐりをAにあげたのだ。
あぁ、やっぱ私のいるべき場所はここだな。
ひしひしと感じ、胸が熱くなる。
「ごめんね、心配かけて…。」
「うん、これから本部ってところに行こうと思ったんだけど本部の場所が分からなくて困っていたんだ。…本当に良かった。謝らないでくれ、無事でいることが一番の幸せだから。」
そして4人でまた歩き始めた。次こそ、Aを拐われないように…
___と思ったのも束の間。
「お前が甘露寺の心すら奪った指名手配犯だな。絶対連れ去るぞ、俺はお前を信用しない。許さない。」
…来てしまったのだ、蛇柱様が。
炭治郎がAを抱き寄せて守るけど、蛇柱は器用にAだけを拐って、そそくさと逃げた。
「蛇柱様、あ、あの、うっぷ…よ、酔いました、吐きそうです」
「…大体なんでお前なんかに柱がやられているのだ、俺は全然ときめかないし甘露寺の方が可愛い。」
蛇柱はネチネチといいながらAを肩に担ぐが、Aはグラグラと揺れる視界に死を覚悟していた。
「………あっ。」
そしてAはびっくりのあまり気絶したのだ。頭が揺れる衝撃は異常だった。
「おい指名手配犯貴様も何か答えろ…っては?気絶、してる?」
やっとAの異常に気付いた蛇柱は足を止め、Aを下ろした。そして青白くなってる彼女の顔を見て冷や汗を垂らした。
俺はやってはいけないことをした。…顔を見てしまったのだ。
見ないように担いでいたと言うのに…。なんと言う綺麗な顔立ちだろう。
例えるならフランス人形と言ったところだろうか。
「……っ‼」
__か、可愛い!
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Nami☆ - 面白かったです!冨岡さん推しなので、冨岡さんルートあって良かった!😄 (3月18日 9時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - ヤルネコさん» すみません汗!アンケートの結果5人のオチを書いて終わると言うことになりましたので、他のルートを書く予定はございません。本当にごめんなさい! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - ヤルネコさん» すみません汗!アンケートの結果5人のオチを書いて終わると言うことになりましたので、他のルートを書く予定はございません。本当にごめんなさい! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - トモさん» ありがとうございます!そう言っていただけるとかいてよかったなって心から思えます、ありがとうございます!!義勇さんに!嬉しいです!善逸のまで読んでくださるんですね汗本当に感謝でいっぱいです。これからもよろしくお願いします! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ヤルネコ - 他のルートも、ぜひお願いします! (2020年4月8日 15時) (レス) id: ad493a3440 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬん | 作者ホームページ:http://urana
作成日時:2020年3月23日 14時