炎柱からの招待 ページ18
・
「カァー!Aブンツウダ!!」
鎹鴉が私の所に手紙を渡して、去っていった。そこには力強い字でAへと書かれていた。
不死川から聞いたぞ!怪我は大丈夫だろうか!すごく心配したが無事であるなら良かった!
そして良かったら俺の屋敷で鍛錬しないか?
俺が面倒見てやろう!もし時間がありそうだったらその鎹鴉について行くといい!
煉獄杏寿郎
私は手紙を閉じ、あたりを見渡す。
「よし!あの鎹鴉追いかけよう!」
柱の方が面倒見てくださるというのに、行かないはずがない。私は3人の有無を言わさずに鎹鴉を追いかけた。
・
「ゼェ…ゼェ…!」
「ヤ、ヤバイ…死ぬ…」
私達はもうここに来るまでで体力がゼロになっていた。
「よく来たな!」
私達が門の前で倒れていると、上から覗くように出てきた煉獄様。私は急いで姿勢を正すも、疲れすぎていて息が苦しいため、会話できるほどの気力がない。
「よもや!みんな汗だくではないか!お風呂に入るといい!」
煉獄さんがそう言い、中に入って行く。
それから私達はなんとか体を起こし、煉獄様の家のお風呂に入らせてもらって、夕食を食べた。
とても美味しくてあったかくて、栄養価が高い食事だった。
「明日から鍛錬するから今日はよく寝ると良い!」
そう言って煉獄様はどっかへ行ってしまった。気持ち良い布団だが、私は最近ずっと寝ていたからか、なかなか寝付けずにいた。
「A、起きていたのか!」
「あ!すみません、なかなか寝れなくて…。」
すると、今お風呂に入ったらしいお風呂上がりの煉獄様がきて、隣にドカッと座った。
「任務ご苦労だった!下弦との対戦、死なずに戻って帰ってこれた!誇らしいことだぞ!」
「はい、ありがとうございます!でも、風柱様が来ていなかったら今頃私は死んでいました。」
「そういう経験があるからこそ人は成長できるんだ!今こそ頑張り時!大丈夫!これから絶対強くなれるぞ!」
そう言って煉獄様はニカッと笑い、私の頭を大きな手で撫でる。思わずキュンときてしまった。
「それにしても本当にAは可愛い!これから宜しく頼むぞ!」
「はい!」
そうして私は部屋に戻り、布団に潜った。
・
炎柱は部屋に入っていった彼女を見送り、自分も布団に入る。
頭を撫でた後に、少し顔を赤くしてふんわり笑うの、反則すぎる!!!
炎柱はその光景を思い出してはなかなか寝れなかった。
・
1093人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Nami☆ - 面白かったです!冨岡さん推しなので、冨岡さんルートあって良かった!😄 (3月18日 9時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - ヤルネコさん» すみません汗!アンケートの結果5人のオチを書いて終わると言うことになりましたので、他のルートを書く予定はございません。本当にごめんなさい! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - ヤルネコさん» すみません汗!アンケートの結果5人のオチを書いて終わると言うことになりましたので、他のルートを書く予定はございません。本当にごめんなさい! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - トモさん» ありがとうございます!そう言っていただけるとかいてよかったなって心から思えます、ありがとうございます!!義勇さんに!嬉しいです!善逸のまで読んでくださるんですね汗本当に感謝でいっぱいです。これからもよろしくお願いします! (2020年4月8日 20時) (レス) id: 2ea5b93c28 (このIDを非表示/違反報告)
ヤルネコ - 他のルートも、ぜひお願いします! (2020年4月8日 15時) (レス) id: ad493a3440 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぬん | 作者ホームページ:http://urana
作成日時:2020年3月23日 14時