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シンデレラ/ノーマン ページ26




シンデレラ × ノーマン
筆 ぬん






「おはよ、シンデレラ。」
「…おはよ。」


日本人ならおそらく誰でも知っているであろう「シンデレラ」を見て目を輝かせた少女は、大好きな先輩に「シンデレラ作戦」をしかけたのだ。
「シンデレラ作戦」とは大好きな先輩にぶつかった時にハンカチを落としてそそくさと逃げると言う内容だった。
しかし、先輩はハンカチの存在に気付かず、拾ったのは僕、ノーマンだった。
見覚えのあるハンカチを見て頭を回転させれば、すぐ前の席の人のものだと言うことがわかった。


「あぁ、王子様早くきてくれないかな…。」


毎日のように呟いてるその言葉を聞いては、吹き出しそうになった。
本当はすぐ返そうと思ったが、その呟きを聞いた瞬間に何だかいじりたくなってしまったのだ。


「言いにくいけど、僕が君の王子様だ。」


屋上でそう言いながらハンカチを渡した時のその少女は唖然としたようだった。
その顔が何だか面白くて、それ以降僕は彼女のことを「シンデレラ」と呼びからかい始めた。


「やめてよ、私はあんたが王子様だなんて思っていないから。」
「僕が拾っちゃった以上僕が君の王子様でしょ?」
「変なこと言わないで。私が好きなのは…!!」


いつもなら「〇〇先輩なの!」と大きな声で言うのに、今日はそこで詰まっていた。


「…ん?どうしたの?」
「…なんでもない。とにかく、私シンデレラじゃないから。失敗したし。」


シンデレラはプイッと別方向を見てしまった。
顔が整ってるため、思わず見惚れてしまう。



「僕のこと好きになっちゃった?」
「……はぁ!?んなわけないじゃない!!あんたみたいなドS!!」
「顔真っ赤だよ?」
「やめて!なんで…絶対認めない!」



シンデレラの「シンデレラ作戦」は僕にとっては成功だったのかもしれない。
この素直じゃなくて可愛らしいシンデレラとたくさん話すことができるのだから。



「僕は好きだけどね。Aのこと。」
「…へ!?え!?A…好き…!」



もし君の中に僕が少しでもいるのなら___

君を抱きしめたい。




「王子様だもん、いいよね?」







(((こう言うの書きたかったんです)))
(((更新遅れてすみません)))


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サキ - 気づいてよって....多分、アンナですよねっ? (2020年4月29日 19時) (レス) id: 90add5d8ce (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - 愛され系ヤバいです!僕得です!他にもそういうの(愛され)書いてくれませんか? (2019年3月9日 21時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - カズハさん» ノマエマは尊いですね...!そして天然タラシのノーマンさんカッコ良いです!!ありがとうございます!!更新頑張ります!!!! (2019年3月1日 21時) (レス) id: 3562bc5832 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - すらーむすらさん» 可愛いですよね!!さすが紅葉です!!ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2019年3月1日 21時) (レス) id: 3562bc5832 (このIDを非表示/違反報告)
カズハ(プロフ) - お酒/ノーマン最高ですww絶対こんな感じだ、って思いながら読んでましたwこれからも頑張って下さい! (2019年3月1日 21時) (レス) id: ddeabf0827 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬん と 桜木紅葉 x他1人 | 作者ホームページ:http://urana  
作成日時:2019年2月18日 19時

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