【約ネバ】私達、僕達、俺達の日常【短編集】

次からは酔うなよ/レイ ページ19

筆・桜木紅葉

A目線
夕方までいつものような日。夜になって、レイが珍しくお酒を飲み始めた。
「Aも飲むか？」そう言われたから、「やることも終わったし、飲もうかな」と言って席につく。
ちなみに、私が飲めるのはチューハイだけだ。ビールとかワインとかも飲んだことはあるが不味かった。あれを嬉しそうに飲む人は大人なんだなぁ、と素直に感じた。

「かんぱーいっ！」

そう言い、少しずつ飲んでいく私。レイも同じように飲んでいた。
一本目を飲み切り、二本目を取りに行って、同じく飲んで…

そっから先は、記憶がない。頭を当てたとかではなく、普通に酔った。
数か月飲んでなかったらこんなに簡単に酔うのかと困惑した次の日は、もう少し先。


【なにがあったんだろう？】


レイ目線
「レイ〜、大好き〜♪」と言いながら抱きついてくるA。胸当たってることには頑張って無視して、何回か受け答えをする。
「れい〜、わたしね、れいのことね…」と、そこで首がかくんと落ちる。眠たかったのか…

リビングで寝させるのも風邪をひいたらダメだ。ということで寝室まで抱き上げ連れて行く。軽いな…エマよりは軽い。Aの方が身長あるんだが…
簡単に連れていくことが出来て、ベットに寝かせる。

「はぁ〜〜〜っ……」良かった、起きなかった…起きたら面倒なことになってた…絶対に…。


【若干酔っていたらしく同じベッドで寝てしまったのは秘密】


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