検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:55,360 hit

40 ページ41

貴方side







『もしもーし、どうしたの?笑』









.









有岡君…



"俺は味方だから"なんて言われたら、いてもたってもいられなくなった。









有『Aちゃん?』




貴「突然でごめんね。」




有『全然大丈夫!Aちゃんなら、むしろ大歓迎!』




貴「あ、あのね。1つ嘘をついてたことがあるの。」




有『嘘?』




貴「うん。どうしても、自分の口から言いたくて…LINEでは言いたくなくて電話したの。」






私はさっきのメッセージを見てから、自分がついてた嘘に罪悪感がすごくあった。


私が本当の事を言って、どう思うかわからないけど…




けど、伝えたい。








貴「有岡君、あのね、」




有『うん。なに?』




貴「私ね、本当は好きな人いるの。」





有『え、?』





貴「ずっと、涼介が好きだった。」





有『やっぱりそうだったんだ笑
あれ、好き"だった"…?』





貴「うん。好きだったの。」





有『今は好きじゃないの?』





貴「えっとね、涼介に好きな人が出来ちゃってね、それでね…」





.





視界が滲んできた。


嘘つかれてたのは、有岡君なのに、泣きたいのは有岡君なのに、


なんで私が泣かなきゃならないの…。







有『そーだったんだ。』





貴「本当にごめんなさいっ…」





有『ショックだなぁー。嘘つかれてて、』





貴「…」








そうだよね。ごめんね。

あぁ、涼介とも話せなくなってて、有岡君とも話せなくなっちゃうんだ。









有『また泣いてんの?笑
俺、ショックだったけど怒ってないよ?逆にホントの事言ってくれて嬉しいよ?』





貴「え、?怒って…ないの?」




有『嘘ついたぐらいで俺は怒んないし、俺だって嘘つく事ぐらいあるから!笑』








…あれ、?



どうして。








.









一瞬、胸が高鳴った……気がした。




気のせいかな、







有『それで、山田君関係で何か言いたいことがあったんじゃないの?笑』








有岡君は、いつも私が言いたいことを先に言ってくれる。








貴「こんな事、相談するの間違ってると思うんだけど…あのね、」

41→←39



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
166人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

のい - すっごく面白いです!毎日更新されるのを待ってます! 頑張ってください! (2018年7月8日 7時) (レス) id: 1552360fb5 (このIDを非表示/違反報告)
山田☆さや(プロフ) - すごく続きが気になります!頑張ってください! (2018年7月1日 20時) (レス) id: 4ef6c93c23 (このIDを非表示/違反報告)
海桜 - とても面白いです!更新楽しみにしています! (2018年5月16日 19時) (レス) id: 65709a403e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もも水 | 作成日時:2018年5月14日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。