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慧も目をそらす様子が全然なくて
動けない
心臓がどんどん早くなるのがわかる
一瞬慧の目が細まって優しくなったなと思ったら
肩に置いてた私の手を握って外される
A｢ごめん。嫌だった…よね？｣
目はしっかり合わせたまま首を少し横に振る慧。
手は...下げられた今も握られたままで...
慧｢昨日はね、失恋した友達に呼び出されただけだよ？女の子じゃない。安心した？｣
どうしよう...
なんて答えたらいいの？
慧｢違かったらちゃんと違うって言って？じゃなきゃ俺勘違いする。｣
A｢ちがく...ない。安心した｣
下を向いて精一杯の声でそう言うと
空いてる方の手で私の頭を優しく触って
顔を覗き込まれる。
慧｢ねぇ、俺のこと好きになってくれた？｣
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作者名：ルージュ | 作成日時：2017年5月16日 22時
