はじまりの手紙 3 【Daiki.A】完結 (ページ1)

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あの瞬間まで幸せだったはずなのに

どうしてこうなったんだろう…

あの時…

コップが割れた音がして

大丈夫かな。

そう思った私はおしぼりを渡そうと思ってその人に近づいた。

慧が危ないよ～って言った言葉を素直に聞いてたら何かかわってたのかな。

女性｢すみません、大丈夫でしたか？あの、洋服汚れちゃいましたよね...お詫びきちんとしたいので連絡先教えて頂けませんか？｣

そう言う彼女は私とは正反対のとても女らしい人でで恥ずかしかったのか顔をずっと下に向け
ている。

慧｢ほらもういくよぉ｣

そう言う慧に手を引かれて店を出る

慧｢珍しいね、Aちゃんが連絡先交換するなんて。これもだいちゃんのおかげかなぁ～｣

A｢いや、だってさ。あの場はああしないとおさまらなかったろ？って何か考え事？｣

慧｢そうだけどさ～なんかさ、引っかかってて…まぁいっかぁ｣

あまりにも慧が呑気な感じでそう言うから
私は気にもとめなかった。

でも、もうこの時から私たちが狂わされる計画は
進んでいたのかもしれないね。