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Story18 ページ26

私は、坂本選手から手渡された新しいユニフォームを着て、再びグラウンドの側にスタンバイしていた。


頭の中でリピートされる、さっきの言葉。




『───綺麗やったで…。』




坂本選手は、どういう想いを込めてこの言葉を口にしたんだろう。


なんで、去り際に声を振り絞るようにあの言葉を残したんだろう。


考えたところで、坂本選手にしか分からないことだけれど、考えられずにはいられなかった。


──さ、ん────さん!


小林「Aさん!」


「は、はい!!」


いつの間にか考え過ぎていたのか、小林選手が私の名前を呼んでいることに気づけなかった。


小林「なかなか返事をしてもらえなかったから、どうしたかと思いましたよ。(笑)」


緊張してますか…?


小林選手に優しく質問されて、思わず首を縦に振る。


「すみません。ちょっと、慣れないことが続いてるので…。」


…小林選手、ごめんなさい。


坂本選手の事で悩んでた、なんて声に出せるわけもなく、それらしい理由を探して言葉にする。


それに、慣れないことが続いてまだドキドキしているのもあながち間違いではなかった。


小林「そう、ですよね。それに、今からの始球式は初めてのことですもんね。」


緊張するのも無理ないですよ。


すみません、ありがとうございます。


なんて、会話をして。


今は、小林選手の優しさに乗っかっておくことにした。

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Sky(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます!とっても嬉しいです!!更新、頑張りますね。 (2017年5月13日 19時) (レス) id: 4b7fd3f8d2 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 坂本選手も山田選手も大好きなので、どんなお話になるのかとても楽しみです!更新頑張ってください! (2017年5月13日 17時) (レス) id: 7fe63a1c29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sky | 作成日時:2017年5月13日 16時

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