Story12 ページ16
突然。
「っ！ひゃぁ、」
首元に冷たい物が当たって、変な声が出てしまった。
くつくつと笑いをこらえている様な声が聞こえてくる。
私は、その声のする方を勢い良く振り返って、その人物をキッと睨むように目を細めた。
「坂本選手！！！心臓が止まるかと思ったじゃないですか！！」
そう。
そこに居たのは、先程まで何処へ行ったのかと気にかけていた坂本選手だった。
坂本「ごめんなぁ。そんなに驚くとは思わんかったわ笑」
そんなに私の反応がツボだったのか、坂本選手の笑いが収まる様子はない。
少し頬を膨らませて、ふんとそっぽを向く私。
坂本「そんな、怒らんとってや笑
あ、このジュース貰ってな？」
…さり気ない優しさが、先程までの怒りをさっと水に流してしまう。
イケメンってずるいなぁ。
「…ありがとう、ございます。」
まだ、納得いかない表情のまま返事をする私に、更に追い打ちをかける。
坂本「顔はそう言ってへんなぁ？笑
…まぁ、あと少し練習したら、グラウンド見て回る許可もらってきてん！」
それまで、頑張りーや
そう言って、私の頭をポンポンして先にグラウンドへ走って行く坂本選手。
んー。これは、女性人気が高いわけだ。
世間(主に女性)からの目が怖いなぁ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 246人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Sky(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！とっても嬉しいです！！更新、頑張りますね。 (2017年5月13日 19時) (
レス) id: 4b7fd3f8d2 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 坂本選手も山田選手も大好きなので、どんなお話になるのかとても楽しみです！更新頑張ってください！ (2017年5月13日 17時) (レス) id: 7fe63a1c29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sky | 作成日時：2017年5月13日 16時
