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昼下がりの空はオレンジ色に染っていた
その下をただあてもなく一人でとぼとぼ歩いていた
なぜこうなったかと言うと…
先「Aちゃん、今日もう帰っていいよ、予約の人も大体終わったでしょ？」
『あ、はい』
先「じゃ、帰ってゆっくり休みな？」
と気を使われ帰らされた私
まだまだ冬の寒さは増す一方、もうすぐで正月に入るなぁなんて考えながら
やけに遠くに感じる自宅へ足を進めた
〈A、お前正月帰んの？〉
やっとこさ帰ってきた途端に震え始めたスマホ
面倒くささを感じながらも渋々カバンの中で未だ震え続けるスマホを探り出した
《帰るつもり…予定がなければ…》
〈あっそ〉
《聞いてきたくせに素っ気なさすぎるでしょ…》
結局お兄ちゃんの渡辺翔太から
お正月は特に何も無いし、一緒に過ごす人なんていないから前日には行っとくつもり
まぁ、近頃お兄ちゃんは帰ってきていないお正月にね
だから今年も帰ってこず母と二人きりかなんて考えてた
〈あ、今年は帰るから、前日から〉
《え、別に無理して帰ってこなくてもいいよ》
〈マネージャーが二日間掴み取ったんだよ、休みを〉
《へ〜そうなんだ…了解》
あ、カウコンあるから今年には帰んないわ笑、と最後に付け足してきた
私にとってはどっちでもいいんだけど…
＿＿＿＿＿＿＿
母「A〜なんの番組見る？」
『なんでもいい』
あっという間にやってきた正月、昨年と変わらず母と二人きり
あとからお兄ちゃん来るんだけど
母「じゃあ、翔太が出てるの見る？」
『それはいや』
母「なんでよ笑」
何となく、何となくだけどお兄ちゃん達が出てる番組等は見るのは避けていた
蓋した気持ちがどこからか漏れ出てきそうなような気がしたから
母「まぁ、まぁ、いいじゃない笑見てみましょうよ」
「ずっと頑張ってきたんだから…」
『…そんなの』
母「深澤くん？」
『…もう！あの人は終わったこと！//』
母「そんなに顔を赤らめて言うことじゃないじゃない笑」
どうやら私の気持ちがバレるのも時間の問題かもしれない
・
┈┈┈┈┈┈
誠に申し訳ございません！
更新が止まっていまして…
ちょっと現実逃避してました笑
これから変わらず頑張るのでよろしくお願いします🙏
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作者名：チョコ | 作成日時：2022年5月29日 17時
