松村さんの彼女さん (ページ39)

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人が居ない電車の中、二人で色んな話だったり、遊んだりしていると、あっという間に着いた

「チェックインしたらそのまま仕事行くからさ、行きたいところ行ってていいからね？」

『荷物、いる物以外持っていっとく』

「まじ？」

ホテルについて、少し顔が不機嫌な彼女と別れを告げて、仕事場へ向かう。

不機嫌な顔をしていたけど、少し控えめに手を振る彼女が申し訳ないが、可愛いく感じた

特に何も起こらぬまま、最終日の夜になっていた、明日には帰らないといけないという虚しさと、これから起こる重大イベントに頭がパンクしそうだった

『北斗～早く行こ～』

「…ちょっと待ちなさいよ、時間がね」

『早く！』

「あぁはいはい笑」

少し着飾った彼女を見て惚れ直した

高級なお店に着き、なるべく見られないような角の部分へ案内してもらった

『どんなご飯出てくるかな？』

「コースだからね、もう、こんな高級な店滅多に来ないんだからね、感謝しなさいよ！」

『はいはい』

「もうちょっと興味持ってよ…」

コース料理の全品届き、美味しかったねって笑う君へひとつの小さな箱を目の前へ出した

少しドキドキしながらね

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