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「基本的に好きって言ってんのは俺なのよ」
樹「いや、それはわかってんだよ」
「あ、そう？」
樹「なんならAちゃんが北斗に好きって言ってるとこ見たことねぇよ」
「Aが一日に一回絶対好きって言うのはしょっぴーだけだからね」
翔「え、マジで？嬉しいわ笑」
「まぁでも一日に2、3回は好きって言うけどな」
樹「それはどんな場面で言ってんだよ」
「朝起きて、ふと思いたって言うし、行ってくる時言うし、帰ってきて言うし、寝る時も言うよね」
樹「四回じゃねぇか笑」
『そんなに言ってるっけ？』
「もしかして俺の好きを聞いてないの？」
『北斗の好きって回りくどいんだもん』
「いや、まぁ、そうかもしれないけどぉ」
「もうちょっと俺の好きに興味持ちなさいよ」
『別に言わなくたって伝わるんじゃないの？』
樹「うわっ！Aちゃん！それはかっこいいわ」
くだらない話を続けていると、ふと一人喋らなくなった人がいた
樹「しょっぴー？」
「寝たとかやめてよね」
樹「いや、寝た」
「マジかよ、お前連れて帰れよ」
樹「なんで俺なんだよ！」
「お前らが来たいって言ったんだろ！」
『二人とも静かに！翔太くんが起きちゃう』
「そこじゃないでしょ笑」
人の家に勝手に来て、勝手に寝始めたしょっぴーを渋々連れて帰った樹
『翔太くんに会えるとか考えてなかった、ありがとう北斗』
「まぁ、Aが喜んでくれたらもう、ねぇ」
『どういうこと？笑』
あの時雑誌を持って駆け込んだ部屋を覗いてみると、しょっぴーの雑誌と、その下には俺が表紙の雑誌が重ねてあった…
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作者名：チョコ | 作成日時：2022年2月4日 17時
