松村さんの彼女さん (ページ19)

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一人黙々と片付けている彼女をリビングに行って抱きしめる

『え、何？』

「抱きしめたくなっただけ」

『邪魔かな？笑』

「うわっ邪魔とか言うんだ」

『片付けれないもん』

「片付けとかいいから」

なんてカッコつけた台詞なんか言って、彼女が持っていた皿を机へ置いた

『こっちだって、そんなこと言うんだ』

「真似すんじゃないわよ笑」

『今日片付けなくて、私が片付けなかったら、誰がするの？』

「…っと…俺？」

『北斗に任せてもろくなことないから任せないけど』

「いや、何処に何があるかぐらいは分かるよ？笑」

『もう、そんなことどうでもいいから片付けるの』

また皿を持とうとした彼女の手を掬って不意打ちのキスをした

『…っん…///…』

長いキスを続けると、もう限界と言いたそうな顔で胸元を叩いてくる

「Aちゃん、いっつもやってる事も、言うことも貴方に負けてるけどさ」
「身長は俺の方が高いから、やろうと思えばなんでもできるよ？」

『ほ、北斗…』

「なんですか？Aちゃん」

『…す、好き！』

予想だにしない言葉を発した後、飛びついて抱きついてきた彼女を軽く受け止める

「うわっ、いきなりはダメでしょ笑」

『あ、じゃあ離れる？』

「あぁそれは大丈夫です」

『ふはっ笑』

「え、もしかしてお姉さんこれで満足してるつもり？」

『へ？何が？』

「俺さ、最近帰り遅かったからさバタバタしてて、一緒の時間にAと布団に入ることが出来なかったからさ」

『う、うん』

「これから長い夜になりそうだね」

そう言った瞬間、彼女を抱き上げて寝室のベッドへ

その日は会えなかった分と、溜まっていたこともあって、存分に楽しんだ

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