松村さんの彼女さん (ページ10)

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朝起きると隣にAはいなくて

寝ぼけた目を擦りながらリビングへ

『あ、北斗おはよ』

「…うん、おはよ。じゃなくてさ、どうしたのこんな朝から」

『へへったまには朝料理するのもいいかなって』

そう、リビングへ向かうとどこかのホテルの朝食ですか？って程の栄養もちゃんと取れるような朝食

「てか仕事は？」

『あぁ、仕事は私も休みになりました』

「まじ？」

『マジ』

「よっしゃ笑今日から一緒いれんじゃん」

『ねぇ、流石にご飯食べよ』

「そうだね笑」

二人で机を向かい合わせに座るとAが喋りかけてきた

『ねぇ北斗、今日買い出し行くんだけどさ、行く？一緒に』

「どうしよっかな」

『ま、すぐ終わらせて帰るんだけどさ』

そう彼女は言うとまた口をふくらませて食べ始めた

「じゃ、行こうかな買い出し」

『え、本当に？』

「聞いてきたのそっちじゃん笑」

『まぁそうだけどさ』

「えぇ～着いて来て欲しくないの？」

『もし北斗が感染したりしたら嫌だからさ』

「心配してくれるとか優しいじゃない笑」

『…でも本音を言ったら…ついてきて欲しい…かな？』

「もぉ～素直じゃないんだから！」

『そのキャラやめてよ笑』

「よし、じゃあ二人で行こ」

『うん』

そう提案すると彼女はかすかに笑ってくれた

ツンデレもいいけど、家ではずっとデレデレなこのままがいい…

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