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目「なんかあったんですか？」
『何も無いので、大丈夫です…』
なんだか全部悲しくなってきて、溜まってきた涙を零さないように足早に歩き始めた
目「ちょっと…」
『もう、なんなんですか、目黒さんに心配される筋合いありませんので』
いきなり腕を捕まれ、引き止められる
今にも零れ落ちそうな涙を震える声で我慢する
目「いや、送ってくんで」
『…大丈夫です、一人で帰れるので』
目「今日、帰る人いないんで、一緒に帰ってくださいよ」
『…一人で帰ってください…』
近づいてくる目黒さんを押し返して、また足を進める
「Aちゃん！」
「ごめん、引き止めればよかったね笑」
目黒さんより背が小さいけど、声だけで分かる私の好きな人
「あれ、君あべちゃんが手を焼いてた子だよね笑」
「人の彼女ナンパしてどうすんのよ笑」
鼻で笑いながら私の隣に並んだ深澤さん
目「自分の彼女置いて同期と飲み会ですか？そっちの方が酷くないですか？」
「…なんで知ってんのよそれ」
目「いや、あべちゃんが言ってたんで」
二人が話してることが分からない、頭が矜羯羅がってきて今にも倒れそう
目「ま、今日は帰りますよ、埒が明かないんで」
向きを変えて歩いて言った目黒さん
そして深澤さんはこちらを見て申し訳なさそうな顔をしてくる
「ごめんね、送ってく」
『いえ、私こそ急に予定変えちゃってすいません…』
「っていうかなんもされてない？橋本に」
『…何もされてませんよ、少しお話しただけです』
橋本さんが話したことを本人を目の前にして言えるわけない
でもまだ付き合って一日目、また思い出した時に言えばいいよね
「あ、そういえば、今日しか俺一緒に帰れないんだよね」
『…そうなんですか…』
「仕事溜まる前にAちゃんを充電しとこうって思ってね笑」
『充電って…会社同じなんで、会おうと思えば会えますよ？』
確かに笑と言って笑い始めた深澤さん
彼の沼からは当分抜けれなさそう
「また落ち着いたらデート行こ？」
『…時間がある時で大丈夫ですよ』
「我儘、俺には言ってくれるんじゃないの？」
『これは、我儘じゃありません…』
「んはっそう？笑」
少し顔を赤らめながら言うと、いつもの笑い声が聞こえてくる
「でも、ちょっと妬いた、今日のこともさっきのことも」
『嫉妬するんですね笑』
するよって頭を撫でてくる
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るな(プロフ) - そうでしたか、お2人が幸せになってくれたらいいなと思います。続き楽しみにしております。 (2022年8月15日 0時) (
レス) @page40 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！少しドロドロしたものも混ぜてみたくなったもので…笑 (2022年8月12日 23時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - 雪姫さん» コメントありがとうございます！更新遅めですが、これからもよろしくお願いします (2022年8月12日 23時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話楽しみに読ませて貰っています。どのお話にもこういう性格クズな怖い女性っていますよね。邪魔しないであげて欲しい、2人の幸せを見届けたいです笑笑続き楽しみにしております。 (2022年8月11日 19時) (レス) @page33 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 面白いです。良かったですよ。私も小さな職場ですけど、できるですが〜ができるですかね。続き待ってます。 (2022年8月9日 2時) (レス) @page23 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ | 作成日時：2022年8月4日 19時
