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「んはっもしかして緊張してる？笑」
また見透かしたように顔を覗き込んでくる
ほんとに嫌だ、深澤さんなんて嫌い
「大丈夫、俺はなんもしないから笑」
『…っ知ってます…』
「そっか…」
虚しそうに空を見上げた深澤さんの顔を無意識に追ってしまう
「やっとこっち向いた笑」
その反動で顔を上げると、深澤さんの両手で私の頬を包まれる
『…しゃべれないです』
「ふはっ喋れてるよ？笑」
『か、漢字に変換されないです』
でも決して強くない力でただ触れただけみたいな
抜け出そうと思えば抜け出せる程の力で、それでも抜け出そうとしない私はよっぽど深澤さんが嫌いなんだ
『深澤さん嫌です』
「日本語になってないけど笑」
『そ、そうですか…』
「俺はAちゃんのこと嫌じゃないんだけどなぁ笑」
気が狂いそうになるくらい甘い顔で見つめてくる
『もう…ほんとに嫌です…』
「だからなんでよ笑」
好きすぎて嫌いになることなんてあるのかな？
深澤さんには申し訳ないと思ってるけど、人生初すぎて何が何だか…
「…じゃあ、俺が今からすること、嫌だったら突き飛ばしてよ」
その言葉を合図に体がふわっと抱きしめられる
「突き飛ばさないの？」
『…つ、突き飛ばせません…』
だと思った、とふわりと笑って抱きしめる力を強めてくる
『ふ、深澤さん、苦しいです…』
「あぁ、ごめん笑」
慌てたように力を抜き、身体が離れていく
本当は離れて欲しくないけど…
「改めて…付き合ってくれませんか？…」
『…っ私で、いいん、ですか？』
「Aちゃんじゃないとダメ」
また笑って私の頭を撫でてくる
全部全部惚れちゃった
＿＿＿＿＿＿＿
向「A！ほんまごめん！」
次の日、私を見つけるなり一目散に駆け寄ってきた康二に謝られる
『別に大丈夫だよ？康二も疲れてたんだし笑』
向「いや、でもなぁ…気づいたらしょっぴーと車乗っててん、ほんま怖かったで」
思い出したかのように楽しそうに喋りだした康二に、私の方が礼を言いたい
康二がいてくれたおかげでああなってくれたと言っても過言ではない
『康二、私こそありがとね』
向「へ？何や？」
『ううん何でもない』
手を握って握手すると抜けた声で疑問に思い始める
向「あれ？A？！前見なあかんで！」
「あ！ぶつかる！」
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るな(プロフ) - そうでしたか、お2人が幸せになってくれたらいいなと思います。続き楽しみにしております。 (2022年8月15日 0時) (
レス) @page40 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！少しドロドロしたものも混ぜてみたくなったもので…笑 (2022年8月12日 23時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - 雪姫さん» コメントありがとうございます！更新遅めですが、これからもよろしくお願いします (2022年8月12日 23時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話楽しみに読ませて貰っています。どのお話にもこういう性格クズな怖い女性っていますよね。邪魔しないであげて欲しい、2人の幸せを見届けたいです笑笑続き楽しみにしております。 (2022年8月11日 19時) (レス) @page33 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 面白いです。良かったですよ。私も小さな職場ですけど、できるですが〜ができるですかね。続き待ってます。 (2022年8月9日 2時) (レス) @page23 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ | 作成日時：2022年8月4日 19時
