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「…で、何があったの、君と片山さん」
半強制的に連れてこられた洒落た居酒屋
個室の席へ案内され、ある程度の注文が終わるとおしぼりで手を拭きながら此方を見てきた
「…じゃあ…違う質問にしよ、なんでいっつもAちゃんは我儘言わないの？」
「あれしたい、これしたくない、ここ行きたいとか、別に口に出してもいいと思うけど…」
『…いい大人なので…』
「んはっわかった笑じゃあこうしよう、深澤さんにだけはなんでも言ってよ、君の我儘全部受け止めてあげる」
机越しに伸びてきた手で頭を撫でられる
目頭が熱くなって出てきそうになった涙を既の所で止めた
『片山さん、私のことが高校の頃から嫌いだった…っていうか…笑』
「もしかして虐められてた？」
『虐めっていうか…私とろいんで笑』
「Aちゃん気が利くけどなぁ笑」
届いた飲み物をゴクッと喉を鳴らして飲んだ深澤さん
『私は要らない子なんで笑…みんなからも、親からも…』
「…少なくとも俺にとってはAちゃんは大事な子だよ？でも、今のAちゃんの周りの人達は君のこと大事なんじゃない？」
優しく笑ってくれた深澤さんを見ると、どうやったって涙をとめれなかった
「ちょ、ここで泣いちゃったら俺が泣かせたみたいにたなるから！笑」
『深澤さんのせいです！…とめてたのに…』
「え！俺のせい！？」
焦り始めた彼を見て笑みが零れてしまった
「あ、そういえば、社員旅行神奈川だって知ってる？」
二人で少し笑いあった後、ふと思いたったかのように社員旅行の話を切り出した
社員旅行神奈川かぁ…
どうしよ、神奈川なんて…
『え…神奈川、ですか…』
「あれ？どうした？」
『…地元です…』
地元に行っちゃったらお母さんに会っちゃう、折角上京してきたのに…
「へぇ〜神奈川が地元なんだ笑」
『はい…』
「なにか嫌なことあるの？」
『母に、会いたくなくて笑…』
「…色々事情があるのかな？まぁ、何歳になってもその問題は難しいよね笑」
決して無理に私の事を聞いてこようとしないところが優しい方何だなぁってしみじみ感じる
「ふはっ何その顔笑」
『いや、優しいなぁって笑』
「え？俺優しい？やっぱりかぁそうなんだよね、俺優しいんだよ」
『やっぱり前言撤回で笑』
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るな(プロフ) - そうでしたか、お2人が幸せになってくれたらいいなと思います。続き楽しみにしております。 (2022年8月15日 0時) (
レス) @page40 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！少しドロドロしたものも混ぜてみたくなったもので…笑 (2022年8月12日 23時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - 雪姫さん» コメントありがとうございます！更新遅めですが、これからもよろしくお願いします (2022年8月12日 23時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話楽しみに読ませて貰っています。どのお話にもこういう性格クズな怖い女性っていますよね。邪魔しないであげて欲しい、2人の幸せを見届けたいです笑笑続き楽しみにしております。 (2022年8月11日 19時) (レス) @page33 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 面白いです。良かったですよ。私も小さな職場ですけど、できるですが〜ができるですかね。続き待ってます。 (2022年8月9日 2時) (レス) @page23 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ | 作成日時：2022年8月4日 19時
