きみとの恋【F.Tatsuya】 (ページ24)

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sideYou

？「好きなんでしょ？深澤のこと」

『バカ！なわけ笑…』

？「んな事言っていっつも深澤のこと目で追いかけてるくせに…」

『ちぃちゃんこそ！いっつも渡辺くんのこと目で追いかけてるくせに!!!』

ち「追いかけてない、同じ委員会だったから仕事サボろうとしてたのを引き止めてただけ」

『そうなんだ…』

ち「素直になりなってA、もうバレバレだから」

うそ、本当は深澤くんのことが昔から好きだった

二年生の始まりは、気になっていた深澤くんと同じクラスになれたことが嬉しかった

でも、この時の私はまだ樹のことが未練がましくずっと好きだった、だから喋りかけてくれた深澤くんにも樹が好きだって…そういった

「俺の胸、いる？」

不器用で不恰好だけど、ぎこちなく頭を撫でてくれたあとに言ってくれたあの言葉で私は深澤くんに落ちた

その時にはもう遅かった、深澤くんの中では私は樹が好き、そういう考えになっていた…

だから最後まで私は深澤くんの前で樹が好き、そう設定しておかないといけないんだって、勝手に縛られてた

クラスが離れた今、もっと会う時間もなくなって後悔した、あの時好きって言っておけばよかったって…失って気づく…みたいな？

ち「もう、いいんじゃないかな？Aは頑張ったよ？だからもう素直になりな？」
「深澤が好きだって…」

『…っ合わせる顔無いよ…あんなに思わせぶりな態度取り続けて、深澤くんを苦しめてた…』

ち「…っ案外そうでも無いんじゃない？鋼のようなメンタル持ってる深澤だよ？笑」

『…ちぃちゃん…』

ち「AはAのペースでいいから、深澤に思い伝えな？」

『…うん、そうだね笑他の人好きにならなければいいなぁ…』

ち「だねぇー笑」

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初Aさんside、どうですか？
ここら辺で持ってきたいなぁと思っていたsideなので皆さんにどう届いているかは分かりませんが、主人公ちゃんがどう思っていたのか伝わればいいと思っています！