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『…好き…じゃないです』
「え！なんで！」
予想外の返答に目を見開いてこちらを見てきた
今日は私の方が一枚上手
彼が言って欲しかった言葉なんて丸わかりなんだもん
『好きって言って欲しかったですか？』
「そりゃもう、勿論」
好きだけじゃ私の気持ちが伝わらない気もして好きじゃないって言った
『嘘です、愛してます』
「んは、そっちかぁ…俺もだよ？」
座って向かい合った状態の私たち
辰哉さんの腕が腰に回ってきて軽くリップ音が響いた
「ん、やっぱかぁいいね笑」
『…た、つやさん…』
口付けを交わしたあとに可愛いなんて言われると恥ずかしくて
ぽすっと彼の胸に頭を預けた
「なぁに？恥ずかしくなっちゃった？笑」
『…はい…』
「ちょ〜かぁいいのに笑」
『もう、可愛いはやめてください…』
耳まで真っ赤にすると、ぽんぽんと頭を撫でられ上手なんかじゃなかった
いっつも甘い、いや、甘すぎる彼に惚れてしまう
抜け出そうとしても抜け出せない沼みたいに
底なし沼って言うのかな？
「A、愛してるよ」
『大好きです…』
今度はちゃんとどちらも相手の背中に腕を回して
「ねぇ…俺の子産んでくんない？」
『…っな、何言ってるんですか』
「え？笑俺なりのプロポーズ笑」
本人は至って真剣にプロポーズならぬ一番返しにくい言葉を紡ぎ出した
なんて言っていいのか分からず、抱きしめられたままかたまってしまう
「んは、でも結婚してるから後々産むか笑」
『…やっぱり嫌です！離婚する！』
「ちょっと！笑さっきの言葉はキモかった！ごめんって！笑」
先を見越してる感じが嫌で、背中に回していた腕を離して
辰哉さんの腕の中からも出てみようともぞもぞ体を動かした
「離さないから！」
『離してください』
「じゃあ離婚撤回して」
『しますから〜』
「ん、じゃいいよ」
やっと離れる！と思った矢先、腕は離れなくてもっと強く抱きしめられた
『…っ離してくれるって…』
「言ってないよ？笑それより数週間ぶりのAなんだから堪能させてよ」
肩に顔を埋めてぐりぐり押し付けてくる彼にはどうやら勝てないらしい
また上手いこと乗せられるんだ
「んふ、シよっか？」
『…え…っ』
私たちの時間はまだ始まったばかり
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ひよこ(プロフ) - Web版でやってみたら見れました！ありがとうございます！！これからも作品楽しみにしてます！ (2022年12月11日 17時) (
レス) id: 319ea55b20 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - ひよこさん» 私の作った作品が全部ある作品ページに飛んでいただけるとあるかと思いますが、R18設定にしているので、もし見れない場合はWeb版の占ツクに飛んで設定変えた方がいいかもです！ (2022年12月10日 19時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 番外編はどうやれば見れますか？？ (2022年12月10日 15時) (レス) @page37 id: 319ea55b20 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - れにょんさん» コメントありがとうございます！ぜひぜひお話読んでみてください！ (2022年9月18日 19時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
れにょん(プロフ) - チョコさんのお話初めて拝読してます！難が続くんですね、スカッとしたいです！他の作品も読んでみようと思います。 (2022年9月18日 17時) (レス) @page17 id: 72b503e088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ | 作成日時：2022年9月7日 2時
