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「ほら、こうなんじゃん」
覚えているのは、社長が御手洗いに席を立った後、そこら辺にあった缶チューハイを喉に流し込んだこと
そこから後の記憶は曖昧で
かろうじて社長の声が聞こえるぐらい
「今日はもうだめね」
『しゃちょ…』
「ん？どした？」
手探りで社長の姿を捉え
服の裾を引っ張った
「なぁによ笑」
すると、私と同じ目線にしゃがんでくれた
『私の事、好きですか？』
「好きじゃなかったらこんなことしてない」
＿＿＿＿＿＿＿
『…っん』
次の日、頭痛と吐き気で目が覚めた
「あ、起きた」
『…っ…え？』
寝返りを打つと、毎日嫌でも聞く彼の声が
開かない目を頑張ってこじ開けて、彼の姿を再確認した
『あれ…なんで？』
「昨日服を引っ張って離さなかったのどこの誰？」
『…？』
昨日のことなんて社長とご飯行ったとこしか覚えてない
服引っ張ったって…ずっと一緒にいたとしてもあの人は社長だ
弁償とか？そんなお金…
「昨日のこと覚えてない？」
『…はい』
「そっか、だったら大丈夫」
『し、失礼なことをしたのでしょうか！？』
ホテル特有の清潔感漂う匂いなベッド
起き上がり、隣にいた社長に向かって正座をした
「失礼なことなんてしてないから大丈夫笑」
『…っでも…』
「いいから、もうちょい寝よ」
腕を引っ張られ、横になっている社長の胸へ
「夫婦っぽいっしょ？笑」
『…恥ずかしいです…』
「んふ、これで離婚するの考え直したんじゃない？」
『それとこれとは別です』
「え〜、俺と居れば毎日甘いのに？」
未だ抱きしめられた状態で会話を交わしている
この時の自分を褒めてやりたい、よくぞ耐えたなと
＿＿＿＿＿＿＿
「Aさん、おはようございます」
『おはよう』
「社長と出張どうでした？笑」
『あくまで仕事だからね笑』
北海道での仕事が無事終わり、翌日に会社へ向かうと
秘書室の後輩が声をかけてきた
本当に勘違いしちゃってるから、言葉を返す度に胸が苦しくなる
「A、会長が来るって、迎えいってくんない？」
『はい、承知致しました』
どこか急いだ様子で秘書室に居た私に声をかけてきた
会長が来るなんて滅多にない
何かあったのかな…
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ひよこ(プロフ) - Web版でやってみたら見れました！ありがとうございます！！これからも作品楽しみにしてます！ (2022年12月11日 17時) (
レス) id: 319ea55b20 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - ひよこさん» 私の作った作品が全部ある作品ページに飛んでいただけるとあるかと思いますが、R18設定にしているので、もし見れない場合はWeb版の占ツクに飛んで設定変えた方がいいかもです！ (2022年12月10日 19時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 番外編はどうやれば見れますか？？ (2022年12月10日 15時) (レス) @page37 id: 319ea55b20 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - れにょんさん» コメントありがとうございます！ぜひぜひお話読んでみてください！ (2022年9月18日 19時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
れにょん(プロフ) - チョコさんのお話初めて拝読してます！難が続くんですね、スカッとしたいです！他の作品も読んでみようと思います。 (2022年9月18日 17時) (レス) @page17 id: 72b503e088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ | 作成日時：2022年9月7日 2時
