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エレン「オイ!」
ミカサ「!!」ビクッ
アルミン「エレン!」
エレン「しばらく振りに会った気がするぞ」
ミカサ「何か…酷いことはされなかったの?体を隅々まで調べ尽くされたとか、精神的な苦痛を受けたとか。でも、Aさんが居てくれてるからそんなことは無いはずだけれど」
エレン「ね…ねぇよそんなことは」
ミカサ「…あのチビは調子に乗りすぎた…Aさんの許可が下りれば必ず私が然るべき報いを…」
エレン「…まさかリヴァイ兵長のことを言ってるのか?それになんでAさんの許可なんだよ。(Aさんは普通にリヴァイ兵長関連のそういうことなら許可を下ろしそうだな…)」
コニー「エレン!」
エレン「!お前らも調査兵になったのか?」
「ってことは憲兵団に行ったのはアニとマルコとジャンだけで、あとは皆駐屯兵かそれ以外ってことか…」
ジャン「マルコは死んだ」
エレン「ジャン…!?なんでお前がここに…」
「__って、え…?今何て言った?マルコが?」
「死んだ…」
「って……言ったのか?」
ジャン「誰しも劇的に死ねるってわけでもないらしいぜ」
「どんな最期だったかもわかんねぇよ…立体機動装置もつけてねぇし…」
「あいつは誰も見てない所で人知れず死んだんだ」
エレン「は…」
ジャン「エレン」
「お前巨人になった時ミカサを殺そうとしたらしいな?それは一体どういうことだ?」
ザワッ
ミカサ「違う。エレンはハエを叩こうとして…」
ジャン「お前には聞いてねぇよ」
「ミカサ、頬の傷はAさんに治療してもらった割にかなり深いみたいだな」
「それはいつ負った傷だ?」
ミカサ「…!」
エレン「本当らしい…巨人になったオレはミカサを殺そうとした」
ジャン「らしいってのは記憶にないってことだな?」
「つまりお前は「巨人の力」の存在も今まで知らなかったしそれを掌握する術も持ち合わせていないと」
エレン「…ああ、そうだ」
ジャン「お前達聞いたかよ。これが現状らしいぞ」
「オレ達と人類の命がこれに懸かっている。このために…オレ達はマルコのようにエレンが知らないうちに死ぬんだろうな」
ミカサ「ジャン…」
「今ここでエレンを追いつめることに一体なんの意義があるの?」
ジャン「あのなミカサ。誰しもお前みたいになぁ…エレンのために無償で死ねるわけじゃないんだぜ?」
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シノブ(プロフ) - 見させてもらってます!とっても感動できるし面白いしで最高です!!更新大変だと思いますが頑張ってください。 (2022年4月14日 17時) (レス) id: 1ffddb9be4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:N.E | 作者ホームページ:http://1234567890
作成日時:2021年3月8日 15時