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《旧市街地を抜けたら援護班の支援はそこまで
これより先は__》
《巨大な陣形を組織して巨人から身を守る》
『私達特別作戦班はここです』
『五列中央・待機』
エレン「ずいぶん後ろなんですね」
『この布陣の中で最も安全な配置なのでしょう』
『補給物資を運ぶ荷馬車よりも手厚い待遇です』
『この壁外遠征が極めて短距離なのも、あなたをシガンシナ区に送るための試運転だからです』
『まぁ、今回はとりあえず「行って帰ってくる」ことが目標ですよ』
エレン「……」
《守れ!何としてでもエレンを死守せよ!》
「…あの」
「オレには…この力をどうしたらいいかもまだわからないままなんですが…」
「事をこんなに進めてしまって大丈夫でしょうか…」
『……エレンくん…あの時のエルヴィンさんの質問の意味がわかりましたか?』
エレン「…え?」
「先輩方にはわかったんですか?」
エルド「いいや」
オルオ「さぁな」
ペトラ「いいえ」
『ふふっ、私も何となくでしか理解はしていませんが、この作戦には「行って帰ってくる」以外の目的があるのだと思います。そうだとしたらエルヴィンさんはそれを兵に説明するべきではないと判断されました。』
『ならば私達は「行って帰ってくる」ことに終始するべきなのですよ。エルヴィンさんを信じてください』
エレン「…はい」
『さぁ…私達の、というよりリヴァイさんのお城に帰るとしましょうか』
エレン「(…信頼か…)」
「(オレも信頼関係を築けるんだろうか…オレにも…心の底から信頼出来る仲間が…)」
『エレンくん』
エレン「!!…なんでしょうか?」
『あまり考えすぎてはいけませんよ?思い詰めることは体に毒ですからね!…エレンくんにはミカサさんやアルミンくん達がいます。私にとってもエルヴィンさんやハンジさん、リヴァイさんのように。私もあなたにとっての仲間になれるように頑張るので、エレンくんが思い詰めることはありませんよ?』
エレン「!!!!…そうですね。というか、なんでAさんがミカサ達のことを?」
『おや、エレンくん。話をしていれば、あそこにいらっしゃるのはミカサさん達では?』
エレン「…あいつら(昨日は誰が残ったかまでは見れなかったけど本当に調査兵団に…)」
「Aさん。ちょっと同期と話してきていいですか?」
『ええ、もちろんです。ゆっくりお話していただいて大丈夫ですよ』
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シノブ(プロフ) - 見させてもらってます!とっても感動できるし面白いしで最高です!!更新大変だと思いますが頑張ってください。 (2022年4月14日 17時) (レス) id: 1ffddb9be4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:N.E | 作者ホームページ:http://1234567890
作成日時:2021年3月8日 15時