5話 ページ6
貴方side
白布くんが、私に全く興味が無いのは知ってた
たまに、ほんとたまーにだけど
話したことはあった。
きっと白布くんは覚えてないだろうけどね、
前に、私がバレー部の体育館へ行ったとき
誰かが打ったサーブのボールが当たりそうになったら助けてくれたんだ。
白布「っ…!大丈夫か?」
『え…あ、はい。』
そこから彼に興味を持ち始めて、気づけば目で追っていた。
だから、告白されたときは嬉しかったんだ
_____罰ゲームじゃなかったらな
そう思った。
たまたま、聞いちゃったんだ
川西くんと白布くんの会話。
早めに部活を終えた私がバレー部の体育館へ行く時、
白布くんの声がした。
「太一、お前のせいでOKされたんだけど。」
「えっ、まじ?」
「今更罰ゲームでしたなんて言えねーよ!」
浮かれてた私がバカみたい。
でもさ
どうせ好きな人と、両思いになれないなら
この少しの間だけ。
3日、いや
1週間だけでいいから。
そしたらちゃんと別れるから。
今は楽しませて。
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作者名:るる | 作成日時:2017年9月12日 7時