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……なぜだろう
別に眠くないわけでも、疲れてないわけでもないのに
急に目が覚めるのは。
光も静かにこちらに背を向けて寝ているっていうのに。
「まぶしーな……」
片目を閉じてスマホを見ると、2時を回ったところらしい。
なんかさ、怖いよな丑三つ時ってやつは。
よりによってこんな時間帯に起きるとは思いもしないし
っていうか、さっきから30分しか経ってないのかよ……
変に目が覚めた俺は、また寝付けるはずもなく適当にスマホに手を伸ばした
が。
◯…×※'‥゜?
おい、うそだろ。
幻聴だと思いたいけど、きっとそんなことない。
この部屋で誰かが喋ってる気がする…
でも大学生にもなって、お化けが怖くて…なんて、友達(光)を起こすこともできない。
よし、これは聞き間違いだ
そう思うことにするけど、スマホを握る手には力が入ってしまう。
「……｀*・※、○」
おいおいまたかよ、、
どうやら聞き間違いにもできないほど、はっきり聞こえる距離にヤツはいるらしい。
どうする、光を起こすか？
「て、、た……けて」
「な、なんだよ…」
……いや、ちょっとまて。
もしかしたらこれ、光の声じゃないのか？
光がいる方向とは反対に向いているものの、声が聞こえるのは背中の方から。
「光……？」
「っ、たすけて……ッ、！」
「ちょ、ちょっとまて！」
振り向くと、汗だらけの光。
助けて欲しさに俺に近づいてくるものの、雰囲気がいつもと違う。
……こう、なんというか、、
甘い雰囲気になりそうな感じの……
．
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作者名：み。 | 作成日時：2022年2月28日 17時
