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結局あの後、光は「薮くんと一緒なら」と親からの承諾を得て
一緒に住むことになった。


俺は見事、第一志望で合格したものの向こうでの一人暮らしの話題を避けては通れず。


正直に担任に話すと、仲が良すぎるあまり"ソウイウ"関係だと疑われた。

まぁ、そう見えるほど仲がいいのは悪いことじゃないし、
実際それと似たような親密具合にあることは事実だから「まぁ、そんな感じです」と返すと、怪訝な顔をされた。

 




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「ただいまー…」







"薮へ
 適当に夜ご飯つくっといたから食っといて
 温め直してもいいから"




リビングの机には、ご飯と一緒に添えられたメモ。



光は東京に来て、料理人になりたいと専門学校に行くのかと思いきや、有名な店に弟子入りして、働きながら一人前になるために勉強しているらしい。



最近は、俺が大学から帰ってくると光は家を出ていて、俺が大学に行く頃には爆睡している。



完璧なすれ違い___



同じ部屋に住んでるはずなのに、あまり話さなくなってしまったし、どんなに忙しくても必ず朝飯や晩飯をつくっておいてくれる光には感謝しかない。




「明日は光も休みって言ってたし、久しぶりに話そうかな」




今日の晩御飯は焼き魚と味噌汁


どんなに忙しくても雑に作らないのが光の良いところでもあるけど
時々 体を壊したらどうしようと心配させられる。



もう22時か……



俺が疲れてゴロゴロしてるうちに、時間は大分進んでいたらしい。

・→←○それまでと、これから○



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作者名:み。 | 作成日時:2022年2月28日 17時

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