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hk side.
本当は俺、皆の前で酔って欲しくないっていうやぶの気持ちを知ってるんだ。
俺がメンバーの前で酔ったりすると、いつもに増して機嫌が悪くなって、「これ以上飲むな」って皆が分からないところで俺を睨んでいることも。
でも、それをするのには理由がある。
極端に言うならやぶのせいだ。
俺にはいつも"薮"しか見せてこない。
もちろん"薮"は嫌いじゃないし、むしろ大好きだ。
俺が話しかけても、"薮"は「あぁ」とか「うん」とか素っ気ない返事ばっかりなのに、メンバーの前になると、俺の時とは打ってかわって楽しそうな"会話"を繰り広げる。
ニコニコ笑って楽しそうなやぶ。
…それを俺の中では"やぶ"と呼んでいる。
いつになったら俺と"会話"をしてくれるんだろうって。
そんなに俺が酔うのが嫌なら「飲むな」ってジョッキを取り上げてくれればいいじゃないか。
俺はそれを待ってるんだよ。
知ってる？
やぶ１人の前で酔ったのは数年前が最後ってこと。
「やめろよ」でも、なんでもいいからやぶから話しかけてきて欲しい。
せめて会話くらいして欲しい。
もう、薮の気持ちには気付いてるからさ。
俺が恥ずかしがり屋で自分から言えないから、わざとやってるんだよ。
.
俺はさ、メンバーを飲みに誘うときは、時間も場所も随分とこだわってるんだ…
いつになったら気付いてくれんだろ。
＿＿＿＿＿＿
これを書きながら「いや、お前ら早くくっつけよ！」なーんて、我ながらに思っておりました笑、どうも作者です。
前回から大分時間も空いて、グツグツと作品を煮詰めておりました笑
またまた更新不定期で2ヵ月ほどかかるかなぁとか思いながらやってます。
気長に楽しんでくださいm(._.)m
今回も沢山の方に楽しんでいただけますように…
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作者名：み。 | 作成日時：2022年2月28日 17時
