今日:3 hit、昨日:9 hit、合計:33,817 hit
小｜中｜大
・ ページ18
．
朝10時
街が栄える時間帯だ。
そんなときには、人目を盗んで窃盗するものなど犯罪がよく起きる。
「ほらイノオ、寝てないで早く行くぞ。」
「ほぇ、俺ねむいのに〜…。俺いい子に留守番してるからさ、
ヤブだけで行ってきてよ」
「…ったく、」
これを許してしまう俺もどうかとは思うが、
そうでもしないとコイツは長続きしないからな…
いつ無職になるかもわからん。
とりあえず甘えさせるが吉だ
いざというときには意外と役に立つし
頼りにしてるから、抜けたら嫌なことも多少はある
「えーと、、今日はオアリカ町のパトロールかな」
地図を広げ、ここ最近行ってないところを選ぶ。
「あ、ヤブー、そこ行くなら気を付けろよ？
変な虫が多いらしいからな。良い噂もあまり無いし」
「あのなぁ、俺を誰だと思ってんの？」
「ハハ、悪い悪い。王お墨付きのヤブ様だもんな」
「バカにしてんだろ」
「ん？してねぇよ〜」
とか言いながらクスクスと笑ってるのは分かってるんだぞ
…まぁ、ここで言い合ってても何もならない。
とりあえず馬に乗って行かねば、、
いくらお墨付きとはいえ、いつ辞めさせられるか分からないからな。
今のうちに信頼を高めておくか…
「じゃあな、イノオ。行ってくる」
「おう、気を付けるんだぞ〜」
ヘラヘラしやがって…
お前も少しは頑張れよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 182人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：み。 | 作成日時：2022年2月28日 17時
