3話 ページ4
ミツキside
母さんが亡くなって次の日、僕は今日も
母さんが眠る墓へ寄った。
何時間いるかわからないぐらい、
ずっと座って母さんの名前を眺めていた。
僕は造られたクローンで母さんの本当の子じゃないけど、とても自分の子のように可愛がってくれた。
新しい感情。
悲しいーー。
僕にはこの感情が唯一分からなかった。
１ヶ月前ぐらいにアカデミーで、女の子から
告白された。好きと言われても、僕は好きじゃない。と言ったら、突然泣いていた。
家に帰って母さんに聞いた事がある。
ミ「泣くってどういう感情なの？」
「そうね、悲しい感情もあるし
嬉しい感情もあるわ。色んな時に泣いたりするわ」
ミ「僕にはわからないんだ。
やっぱり僕は造られた人間だからかな。
人間ともよべな........」
「ミツキ！貴方が私の子に違いない。
まだ泣く場面に出会ってないだけよ。
ミツキは人に優しくてとてもいい子だから
立派な人間よ。
きっとこれから沢山涙する事があると思うわ
でもそれはミツキが成長する証ね」
そういって母さんは僕の頭をクシャと撫でてくれたっけ。
初めて人間になれた日だった。
いや、母さんに出会った時から変わっていたんだ。
僕、成長したかな。
ミ「悲しい感情がわかったんだ。母さん
ううっ、ちゃんと、泣けているんだ。」
でも、泣き止む方法は教えてくれなかったな。
教えてよ、母さん。。
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マナカ(プロフ) - まいすけさん» ありがとうございます！私の自己満足妄想に過ぎないですが、よろしくお願い致します！ (2020年5月13日 23時) (
レス) id: 5703aec291 (このIDを非表示/違反報告)
まいすけ(プロフ) - 番外編！嬉しいです。前作から見てました。更新頑張ってください！楽しみにしています！ (2020年5月13日 20時) (レス) id: 970a170bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まーてん | 作成日時：2020年5月10日 14時
