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大男達と莉愛と湊 ページ3

迎えに来たマネージャーに事情を説明し俺らは車に乗り込んだ。
あいつらには俺から説明するからいいや。

莉愛「じゅいおしごと?」

樹「うん。もうすぐつくよ。眠くなった?」

莉愛「ん〜」多分、眠いんだろう。まだ2歳だもんね。そりゃ眠いよね。湊が生まれてからお姉ちゃんやってるもんな。たまにはたくさん甘えさせてあげようかね

樹「いいよ寝て。着いたら起こしてあげる」
でも俺だけで二人抱っこは無理だから北斗に連絡した。
そしたら着いた頃に連絡して。俺、下まで降りるからだって。
北斗、優しいなほんと。俺、莉恋の幼なじみがまじで気心の知れた北斗でよかったってほんとに思うもん。

マル坊「つきましたよー」

樹「おけ。」北斗に連絡したらすぐに既読になって今行くって。

しばらくすると〈コンコン〉と叩かれた。
ふと見れば、北斗で。

北斗は察したのか、ドアを開けてくれた。

北斗「莉愛、寝っちゃったんだね。」

樹「そう。色々さ、手伝ってくれたから疲れたのかも。俺さ、莉愛のこと抱っこするから湊、お願いしていい?」

北斗「うん、いいよ。」
俺は北斗に湊を託した。

樹「莉愛〜ついたよー起きて、」と声をかければ

莉愛「ん〜りあねむいの」

樹「じゃあおいで抱っこしてあげるから」

莉愛「じゅい」と言って手を伸ばしてくるから俺は抱っこをする。

荷物はマネが持ってくれる。

樹「莉愛、重くなったな〜」

北斗「ほんとだね。あった頃は2歳になりたてとかだったもんな。湊って何ヶ月だっけ?」

樹「まだ、1ヶ月も経ってないよ。」

北斗「そっか。俺、赤ちゃん抱っこするのあんま慣れてないんだよ。」

樹「じゃあ、莉愛を抱っこしてよ。」

北斗「その方が俺は安心だよ。」と北斗が言うから、

樹「莉愛、北斗のとこ行ってくんない?北斗ね、赤ちゃん抱っこするのあんま慣れてないんだって」

莉愛「ほっくんいく」と手を伸ばす

樹「莉愛ちょっ待って、1回、おろすよ」
俺は1回、莉愛をおろして北斗に莉愛の抱っこをバトンタッチをした。

莉愛「ほっくんだっこ」と莉愛が言った。

北斗「いいよ〜おいで」と北斗は莉愛を抱っこした。

それから俺らはエレベーターに乗って、

樹「北斗ごめんなありがとうな。」

北斗「フッ、相手が樹じゃなかったら来てないよ俺。それに莉恋だからね、2人の母親が。」

樹「あいつね、今日めっちゃオシャレして滝沢歌舞伎見に行ってる」

北斗「え、あ、そうなの?それいいの?樹、いつもならダメとか言うのに」

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作者名: | 作成日時:2023年4月5日 22時

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