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樹「いや、どーゆーこともクソもないだろ。」
莉恋「じゃあ、俺は1回寝た女とは二度と寝ないってどーゆー意味？」
樹「そのまんまの意味。俺さ、一回寝たら飽きるタイプなんだよね、だからその後は連絡来ても基本的にスルーかな。」
あ、りったんは違うよ？
莉恋「そっか、あ、わたし、スタッフさんに呼ばれてるんだった。行ってくるね！」と莉恋は楽屋を出て行った。
森本「スタッフさん？何で莉恋だけ？呼ぶなら俺らもじゃね？」
ジェシー「確かに！今日、俺らとお仕事だもんねぇ？莉恋だけ呼ばれるのおかしい！」
俺は嫌な予感がした。
樹「俺、ちょっと行ってくる！」と楽屋を飛び出した。
どこだよ、莉恋。
「やめてください離してっ…」渡り廊下の隅でそう聞こえた。莉恋？
◆「悪いようにはしないからさ？ね？」
「嫌です、離してください誰か助けて、じゅりっ」
やっぱ、莉恋だ。俺はそう確信してそこへ向かった
樹「その手、離せ」
◆「は？どこのどいつかと思ったら田中樹くんじゃないか、君には関係のない話だから消えてくれるかな？僕は莉恋ちゃんと話してんだから」
樹「こいつに触んな。その手、折られたくなったら今すぐ離せつってんの」
◆「んだよクソ！」◆さんは逃げて行った
樹「何で嘘ついたの」
莉恋「え、」
樹「だから、何で嘘ついたの。◆さん、スタッフでもなんでもないじゃん。」◆さんは莉恋の衣装さんだった人
けど、莉恋に対してのセクハラがすごくておろされた。なのになんで今更？
莉恋「言ったら皆と一緒に仕事出来なくなるから、だから、言えなかった、でも、さっき◆さんにキスをされそうになった時、私、無意識にじゅりっって言ってて、」
樹「……いつから◆さんに口説かれてたわけ？」
莉恋「半年前…樹と一緒に買い物してる所見られて、そこから脅されてた、公にされたくなかったら、俺の言う通りにしろって。」
樹「じゃあ、友達っていうのは嘘？」
莉恋「それは本当。でも、◆さんと樹の話をしてた人が繋がってた。樹、ごめんなさい、」
樹「許さない」
莉恋「◆さんと会ってる時ねいつも樹のこと浮かんでた。樹、今何してるのかな？とかわたしがいなくても今日はちゃんとご飯食べてるかな？とかそんな事ばっかり。樹、お願いあるんだ」
樹「何？」
莉恋「私と別れてください。」
樹「無理。却下。」バカか、莉恋め。
莉恋「何で」
樹「莉恋、俺の事嫌いになったわけ？好きな人他にできたわけ？」
莉恋「違う出来てない」
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作者名：み | 作成日時：2022年5月28日 7時
