元カノ�� Rico side ページ15
わたしは一旦、自分の家へ帰り、それなりの支度をして複雑な感情のまま、樹の家へ向かった。
エントランスに向かい、部屋の番号を入力してエレベーターへ乗り込む。
私も慣れたもんだよね。樹の家に何回来たことか、、、樹の部屋の前まで来て私は気づいた。
莉恋「え、明かりが付いてる？…樹、もう帰ってきてるのかな？」
私は、合鍵で中へはいる。玄関に入るとハイヒールが並べてあった
え、どーゆーこと？樹？
私は状況確認のため、一旦、ドアの外へ出た。
莉恋「はぁーふぅーこれは何かの間違いだ。うん、間違い、よし」
樹「え、何やってんの？てか、何そんな気合い入れてんの、何間違いって、何かやばいもんでも見た？」
莉恋「じゅっ%$」
樹「え、何？てか入りなよ風邪ひくよ？」
莉恋「ちょっと待って！」と私は中へ入ろうとする樹を止めた。
樹「なぁぁぁにどったの」と樹が私に向き直してくれる。
ヒールが高めのサンダルを履いても樹と身長差があるのは何故だろう。
樹「なに？そんな俺の顔を見てなんかついてる？」
いっけない。樹の顔見つめてた
莉恋「樹、ごめん今日は帰るね。ほんとごめん」私は樹と反対の方へ歩き出した。すると、〈グイッ〉と引き寄せられバックハグをされる。
莉恋「樹？」
樹「何で勝手に帰ろうとしてんの。俺、帰っていいなんて一言も言ってないよ。」
莉恋「何で帰るのに樹の許可いるの。私は帰りたいの。」
樹「何、急に。泊まるぅ！って言ってたじゃん。」
莉恋「そのつもりだったよ…でも、」もちろん、樹のお家に泊まるつもりできた。でも……
樹「でも、なに？」
莉恋「……ふぇっ泣」
樹「え、莉恋？！え、どしたの！まじで！俺、何かした？！」と樹が慌てふためく
莉恋「樹は、私じゃなくてもいいんだね…」
樹「え？ちょっと待って、え？」
莉恋「今日、私以外にも呼んでるんでしょ？」
樹「え、？呼んでないよ俺、莉恋しか呼んでない」
莉恋「……」じゃあ、何で？
すると〈ガチャ〉
？？「なぁに〜？さっきからほんと騒がしい。、」と出てきた女の人
莉恋「あ！！」この人！この前、カフェにいた人！
？？「は？何、あんた。人の顔を見て指さすのやめてくれない？」こっこわ…樹、こんな人と付き合ってたの
樹「え、莉恋と□□って知り合い？」
□□って言うんだこの人
□□「は？！知らないわよ！こんなちんちくりん」
莉恋「ちんちくりん…🥺」
樹「りったん、シュンってなってんのかあいい」
莉恋「可愛いくないよ！ちっとも！樹のバカ！」
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作者名：み | 作成日時：2022年5月28日 7時
