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樹『あ、ママ?俺、樹』

あつこママ『樹、どうしたの?』

樹『今、大丈夫?話したいことあるんだけど』

あつこママ『今さ、家じゃないから後日とかじゃダメ?明日なら彪もいるしパパもいるんだけど』

樹『いいよ。じゃあ、明日の午後に実結と行くわ』

あつこママ『OK!』
じゃーねーと言って切る。
樹「明日って言っちゃったけど、平気?」

実結「別に平気だよ午前中だけ取材があるだけだから」

樹「それって北斗と一緒のやつ?」

実結「そーう。撮影も無理しない程度にやっております。ほっくんが謎の使命感と闘ってるって言ってた」

樹「ん?どゆうこと?」

実結「実結に無理させたら俺が樹にパチ切れされるっていう謎の使命感と闘ってるって。」

樹「北斗おもろいな‪w」

実結「でも高校の時、めっちゃ暗かったんでしょ?」

樹「めっちゃ暗かった。ずっと下向いて教科書読んでた。」

実結「中学もそこそこ暗かったよ。けど、高校の時、たまに会ってたりしてたけど、そん時に樹と食堂で会うのが楽しみだったって言ってたよ。」

樹「可愛いなあいつ。後で愛でてやろう。」

実結「うざがれるよ笑」

樹「だな‪笑。ねぇ、実結。」

実結「何?」と言えば抱きついてくる。

樹「お願いだから無理しないで。俺、泣いちゃうよ?」

実結「大丈夫。仕事も無理してないから。」

樹「嘘つき。あれほど重いもの持たないでって言ったのに持ったんでしょ?北斗から聞いたよ。」

実結「あれは役柄上、しょうがなかったの。参考書2冊持っただけだよ?それに撮影は2月で終わったよ?」

樹「ほんとあんまり無理しないでよ。」

実結「分かってる。」


私は無事に双子を出産した。
あつこママ「実結ちゃんありがと。樹をパパに選んでくれて」

実結「いえ。こちらこそです。樹くんにはたくさん幸せをもらってるので」

あつこママ「二人から聞いた時、ほんとに嬉しかった。これからも樹共々田中家をよろしくね。」

実結「はい、こちらこそです!」

あつこママ「今度時間ある時に、樹と実家来なね。皆待ってるからね。」

実結「はい!あ、せっかくだから顔見ていってください」

あつこママ「そうね。」

実結「今二人とも寝てるんですけど…」と隣のベビーベッドに視線をうつした。

あつこママ「二人とも目元、樹に似てるね」

実結「そうなんですよ。樹似です」

あつこママ「樹もうすぐ来るんだよね?」

実結「はい多分」

愛しい我が子→←赤ちゃん



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作者名:MIMI | 作成日時:2022年3月7日 10時

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