ありがとう ページ5
小牧は、実結を神奈川県警の病院に連れていき、念の為、実結は入院することになった。
2時間弱経った頃、
実結「……お兄ちゃん…？」
小牧「実結…よかった…」
実結「お兄ちゃん…あたし…」
小牧「野田って言う男に刺されたんだよ。後、数ミリズレてたら、死んでたって。」
実結「そっか、…」
小牧「ねぇ、実結。こんな時に聞くのもあれだけどさ、野田と知り合いなの？」
実結「ううん。あ、そう言えば、その男、先生と呼ばれる人物と電話で話してた。心のままに…私は自分の感情に正直になるだけです。って話してたような気がする。」
小牧「それ、いつの話？」
実結「車の中だったかな？途中で意識が戻ったんだけど、縛られてたから、身動き取れなかったんだけど、その男が運転しながら確かに誰かと話してた。」
小牧「そっか、ありがとう。実結、ごめん」
実結「どうして、お兄ちゃんが謝るの？」
小牧「危ない目に遭わせてごめん。お兄ちゃんが守ってやらないといけないのに、守ってやれなくてごめん。」
実結「お兄ちゃん…お兄ちゃんは、私を助けてくれたよ。私はそれだけで十分だよ。お兄ちゃんは、私にとって、自慢のお兄ちゃんだもん。」
小牧「実結、ありがとう。」
実結「大した傷じゃないから、すぐ治るよ。それにしても、お兄ちゃん、今、刑事なんでしょ？すごいね」
小牧「刑事と言っても、僕の役目は響介さん達にアドバイスして、補佐する感じ。」
実結「それでもすごいよ。伏見さんにね、実結ちゃんのお兄ちゃんは、小牧だけだ。だから、たった一人しかいない兄を大切にしろよ。って言われた。」
小牧「…僕も同じようなこと言われたよ。」
実結「そっか、…お兄ちゃん？」
小牧「ん？」
実結「…あたしね、…本当は、知ってたんだよ。お兄ちゃんと私が本当の兄妹じゃないってこと。」
小牧「いつから知ってたの」
実結「私が高校2年の時、お兄ちゃんが家を出て行っちゃったでしょ？そん時にお母さんから全部聞いた。」
実結「お兄ちゃん」
小牧「ん？」
実結「私はね、お兄ちゃんと例え、血の繋がりがなくても私はお兄ちゃんをお兄ちゃんだと思ってる。お兄ちゃんは、何があっても私のお兄ちゃんだし、お兄ちゃんがお兄ちゃんなことには変わりはないよ。」
小牧「ありがと、さっ、実結。ちゃんと休みな。そろそろ行くね、何かあったら連絡して」
実結「うん、わかった」
小牧「絶対だよ？絶対、連絡してよ？」
実結「する、早く行きなよ。」
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みみみ(プロフ) - 玄ちゃんさん» こんな駄作読んでいただきありがとございます！パスワード一時的にしていたので、次の更新の時には外すつもりです。 (2021年4月26日 21時) (
レス) id: 866ff79502 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 次のお話のパスワードが知りたいのですが、教えて貰うことは可能ですか？？ (2021年4月26日 21時) (レス) id: 7d909469a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーは | 作成日時：2021年3月7日 19時
