黒き演奏者 (ページ7)

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６話ページ7

次の日

今日は吹奏楽部の試験日だ。本来なら未経験者でも歓迎する筈なんだが今回は予想以上に人数が多かったから試験で厳選する事にした
試験内容は筆記、50分間の間に100点満点中70点を合格となっている。問題は俺が考えた、場所は空き教室を借りている

吹部長「そこまで。採点を行いますのでその場で待機して下さい」

さて、採点しちゃいますか…

今回の試験で残れたのは29人だった、経験者全員は残れて未経験者は全員落ちたという結果だった。まぁ、予想通りだな

吹部長「はい!それじゃあ自己紹介をしようか!俺は伊吹代戸、吹奏楽部部長だ」
聖也「俺は黒羽聖也…代表だが基本的に部活には参加はしない……と言いたい所だが部長に無理矢理出さされる形だろうから……まぁ、よろしく頼む」
吹副部長「はーい♪吹奏楽部副部長の弓坂九美です!無理矢理に聖也を部活に参加させる役目でーす」
聖也「その紹介可笑しくない?」
九美「そういうアンタこそ」
聖也「まぁ、否定はしない」
代戸「ほーい、次いくぞー」

一応、全員の自己紹介を終えた所で演奏を合わせてみる事になったが俺は聞くだけの役目を果たそう

代戸「何で聖也が指揮者やってくれないんだよ!?」
聖也「逆に俺以外の奴がどうやって聞くんですか?地獄耳と絶対音感舐めないで下さいよ」
代戸「その態度がムカつくな本当に!」
聖也「はいはい」

さて、今年はどうだ?

～～～～～～～♪

聖也「……」
九美「どうだった～♪」
代戸「おう、今回の聖也の評価は?」
聖也「2、3年より1年の方が良かった、と言うより…部長と副部長は酷過ぎる」
九/代「「嘘でしょ!?/だろ!?」」
聖也「本当っす。部長はピアノがワンテンポ早いまま進んでるし、副部長はドラムが何時も以上に無茶苦茶だし…去年も新入生が入ってきた時にこうなりましたよね?何で大会では何時も完璧なのに新入生入ってきた時は落ちるんすか?」
九/代「「くう…」」

さて

聖也「1年は皆良い所まではいってるけどもう少し頑張れば俺らに追い付く、だけど調子には乗るなよ?」
全「はい!」

今年の新入生は有望だ、エルナみたいな面白そうな奴も入ってきたし卒園式するまでの間は楽しめそうだな