黒き演奏者 (ページ4)

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３話ページ4

聖也「ふわぁ……３時か…部活はどうなってるか見に行こうかな…」

吹奏楽部部室にて

聖也「失礼し…」
女子１「キャー！聖也先輩!?」
女子２「今日の試合凄かったですね!」
女子３「格好良かったです!」
女子４「私達!聖也先輩の試合を見てここに入ろうと思って来たんです!」
女子５「今日からお願いします!」

何この地獄?

聖也「部長、これは一体?」
吹部長「聖也!こっち来い!」
聖也「はい」
吹部長「…お前が代表やったらこの有り様だ」
聖也「マジですか……わかりました、手を打ちましょう。部員は十分の一程の人数にしても」
吹部長「構わない!」
聖也「吹奏楽部の評価が落ちても?」
吹部長「う…か、構わん!」
聖也「交渉成立ですね」

さて、吹奏楽経験者以外は止めてもらおうか…

聖也「皆さんに報告します。この部活は基本的に誰でも歓迎するんですが今回は人数が多過ぎる為に吹奏楽部に相応しいかどうか試験をさせて頂きます、試験に合格した人は入部出来ますが不合格の方は入部出来ません、試験は明日行います、それでは」

そう言うと皆、渋々とした顔で部室から出ていった…数人は経験者だろうから残る人数も大体予想出来る

聖也「これで良いですか?」
吹部長「ああ…」
聖也「問題は起こしたくありませんから代表とかもやりたくないんです、早く代表交替しませんか?」
吹部長「それは無理だ、来年は出さない様にするから…」
聖也「来年って…部長卒業してるじゃないですか」
吹部長「部長になれば来年は出たりしなくても良いんだぞ?自分で決めれるんだから…」
聖也「なるほど、今日のを決めたのは部長ですね?５万ポイントで手を打ってあげます」
吹部長「明らかに高いよね!?」
聖也「高くないですよ?今回に比べたら…」
吹部長「わ、わかった!５万だな!」
聖也「ありがとうございまーす」

これで今夜の食事代浮いたな

聖也「それじゃあまた明日」
吹奏楽部「お、おう……」

さて、食材買って行きますか