男子会 ページ9
side:Jun
hs「ろ、ロマンチックじゃん〜〜」
jn「でしょでしょ?!」
hs「デートかは微妙なラインだけど」
jn「うっ…でも僕らの中ではデートなのっ」
wn「ほんとなんて言うか…スマートな人だなパクさん?
にしても『月と声で繋がってるデート』か。小説にありそうだな」
jn「そうなんだよ〜〜」
あの電話の翌日。
久々にAさんと話せた僕は傍から見て呆れられるほど浮かれてテンションがおかしかった。
幸いなことに撮影など外でこなす仕事はなくて事務所の練習室での練習だけの日だった。
朝から僕の破顔ぶりは中々のものだったらしくて、ファンの為のアイドルの顔は難しかったと思うから。
その辺の仕事とプライベートの顔は今まで上手く切り分けてこれたからメンバーの皆にも今日の様子には驚かれた。
最近の僕を心配していたホシは練習室でニコニコしながら「どうしたの?なんかいい事あったの?!」と僕以上のハイテンションで声を掛けられ。
「今朝ミョンホの部屋から出てきたけどなに、浮気したの?」とニヤニヤしながらウォヌにからかわれ。
背後からやって来たミョンホがウォヌを全力でド突いてて面白かったなあ。
昨日の話を誰かと共有したくて仕方なかった僕は場所を変え2人にお月見デートの話をした。
ハオには朝宿舎で報告していたけど、なんかでっかい溜息だけが帰ってきたから聞き手としては役不足だったし。
さて、デートか微妙なラインだという判定はさておき。
2人ともAさんの行動に驚きロマンチックだと関心していた。
そうだろうそうだろう。僕の恋人はスマートでカッコイイ人なのだ。
その分僕の駄目な部分が浮き彫りになるけど。
うんうんと1人百面相をしてる間にホシの興味は違う人に移ったらしい。
hs「ね、ジフナはどう思う?」
wz「なんで俺のとこに来た訳?馬鹿みてえに菓子広げやがって。お前ら俺の作業室で駄べりに来て居座んのやめてくんない?」
jn「え〜。これ美味しいよ?」
wz「…そこ置いとけ」
移動した場所とはそう、ウジの作業室。
「ジュナの恋バナを人目気にせず聞ける所?そんなのあそこしかないじゃん!」とホシに連れてこられたのがここだった。
「ジフナ〜お邪魔するね!」と意気揚々ドアを開けた先で作業に取り掛かろうとしていたウジは物凄い顔してた。
成り行きで96lineで男子会状態になってしまったのである。
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なっつ(プロフ) - 素敵な作品に出会えて一気に読んでしまいました…!これからも楽しみにしています。 (10月2日 1時) (レス) id: 1d12df4e5b (このIDを非表示/違反報告)
ムーンワーカー - 次の更新も待ってます!もう、めちゃくちゃ大好きです! (2023年3月5日 20時) (レス) id: 8899fe7fbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆび - 一生大好きです……更新ありがとうございます………ずっとずっと楽しみに待ってました……ありがとうございます………幸せになれ……!! (2023年1月3日 1時) (レス) id: b9570136cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菫 | 作成日時:2023年1月2日 1時