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side: Seungkwan
sg「すみませ〜ん、アイスアメリカーノ1つくださ〜い」
「はあい。いつもありがとうございます、スングァンさん」
sg「ここの店長が淹れるやつ、すっごくおいしくて!それに事務所の外まで買いに行かなくてもいいし、ヒョン達にお願いしなくていいし。すごく助かるんですよ〜」
事務所に入ってるカフェが僕の最近のお気に入り。
アメリカーノおいしいし店員の子は明るくて会話しやすいし。ファンの子を気にして飲食しなくていいし。たっても来やすい。
mg「あ、店員さ〜ん。アメリカーノ、2つで。俺も飲む!」
sg「わ〜あミンギュヒョン…勝手に注文増やさないでよ」
mg「最初の『わ〜あ』にお前の全感情が込められてたね…。なんなのさ、お前の分のお金も払おうとしてたのに」
sg「わ〜あヒョン!ありがとう大好き〜」
mg「お前さあ、ほんとさあ…」
ヒョンも最近ここにはよく来てるみたい。外出好きなのになんでだろって思ってたけど、目的は同じみたい。
ここ、これまた最近お目当ての人に遭遇しやすいし。
「はい、お二人共〜アイスアメリカーノお待たせしました〜!
…あっ、オンニ!こんにちは!」
『は〜いこんにちは。お2人もお疲れ様です』
sg「ヌナ、こんにちは。最近よく会いますね〜」
mg「奇遇ですね〜!」
『お、おう…』
僕らのジュニヒョンの恋人であるAさんを観察するためにここに通いつめていると言っても過言ではない。
なんてったって僕らはヒョンとヌナのカップル応援隊なのだから。
「ご注文、いつものですか?軽食もご一緒にどうぞ!」
『うん、じゃあオススメのものがあれば。いや、飲み物だけ買ってデスクで飲もうかなあ』
「駄目です!最近仕事し過ぎですよオンニ!ここの店のラストオーダーギリギリに駆け込んで適当に買って仕事戻ってるの分かってるんですからね!不健康ですよお」
『それをここの店員の君が言うかね』
「そうだけど〜…!とにかく今日はランチプレート食べて帰ってください!私今から昼休憩なので一緒に食べますからねっ!」
『…はあい』
僕らはヒョンとヌナを応援してる。
ちょっとずつ進む2人の関係は見ていてやきもきするけれど楽しくて温かい。
だから2人が会いたいのに会えない今を見ているのは、ちょっと悲しくて。
ミステリアスなAさん。
少しでも彼女が何を思っているのか知りたくて、僕らはこうやって張り込んでいる。
sg「僕らも相席で♡」
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なっつ(プロフ) - 素敵な作品に出会えて一気に読んでしまいました…!これからも楽しみにしています。 (10月2日 1時) (レス) id: 1d12df4e5b (このIDを非表示/違反報告)
ムーンワーカー - 次の更新も待ってます!もう、めちゃくちゃ大好きです! (2023年3月5日 20時) (レス) id: 8899fe7fbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆび - 一生大好きです……更新ありがとうございます………ずっとずっと楽しみに待ってました……ありがとうございます………幸せになれ……!! (2023年1月3日 1時) (レス) id: b9570136cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菫 | 作成日時:2023年1月2日 1時