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恋愛感情が分からない。


それは別に生きていく上で必ず必要な感情ではない、と思うけれど。


私はそれを理解したかった。
その感情が、欲しかった。

『周りの人の恋バナのキュンとくる話とかには、共感出来るんです。
でも自分のことになると急に分からなくなるんです。

素敵な人だな、この人の気持ちに応えたいってずっと思ってるのに…同じ気持ちじゃないんだなって事だけ、分かってしまう』


クプスさんとメイクチーフのオンニには共感できない感覚だろうに、うんうんと頷きながら聞いてくれた。


sc「そっか、それはもどかしいよなあ。

にしてもそうか、分かってはいたんだけど…ジュニのこともまだ好きになれてないのかあ、その感じだと」

『こ、好ましいとは思ってるんです。可愛くてすごく素直で、…大切にしなきゃって』

「うん、好ましいとは好きは違うのよね〜。そこは分かる。私的にはその気持ちだけで恋人で居るのは十分、とは思うけれど…アンタは違うのねえ…」



ビスケットの消費が全員で速くなっていく。
クプスさんに至ってはどこからがジャムを取り出して上に乗っけて食べ始めた。


人の相談中に美味しそうに食べるなあ、明日体重計に乗って悲鳴あげればいいのに…。




何年も考えている悩みなのだ、誰かに話して直ぐに解決出来るとかアドバイスが欲しいとか、そういうのじゃないけれど。


誰かに聞いてもらって、自分の気持ちを整理したかったのだ。




sc「ん〜…でもさあ俺、見てて思うんだけど。


パクさん、あんまり恋愛自体好きじゃないでしょ,


ごめん。さっきさ、あの人との会話ちょっと聞こえちゃったんだ。

ていうかそれ聞いて声掛けに行ったんだけど」

『えっ』

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なっつ(プロフ) - 素敵な作品に出会えて一気に読んでしまいました…!これからも楽しみにしています。 (10月2日 1時) (レス) id: 1d12df4e5b (このIDを非表示/違反報告)
ムーンワーカー - 次の更新も待ってます!もう、めちゃくちゃ大好きです! (2023年3月5日 20時) (レス) id: 8899fe7fbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆび - 一生大好きです……更新ありがとうございます………ずっとずっと楽しみに待ってました……ありがとうございます………幸せになれ……!! (2023年1月3日 1時) (レス) id: b9570136cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年1月2日 1時

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