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mh「…マネヒョン達に聞いたよ。確かに一時期恋人が定期的に変わってたことは調べた。Aさんがその人達を好きでもないのに付き合った事も。振られるのはいつもAさんなんだって。
それってAさんに原因があるってことだよね。正直好ましくないと思った。


…次に、シュアヒョンにAさんの事を聞いた」

jh「へえ」

mh「公平じゃないと思ったから。
Aさんをよく知ってる人から、断片的な事実じゃなくてどうしてそうなったのか…真実が知りたかったから」

物事の本質を見抜くのが上手な弟は、彼女をどう感じたんだろう。


jh「それで?何か考えは変わった?」

mh「あの人は、ジュニヒョンよりももっと困った人だった訳だ。

恋愛感情を知らない、じゃなくて分からない人だったんだね」

Aの事を本当の意味でヒョン達に聞いて理解したのか、と分かった。

中々姿を出さない友人の尻尾。
あいつがずっと不安に思ってて、ずっと探している感情。




mh「…ちょっと悔しいけど、僕はAさんの気持ちが理解出来ちゃった。

自分が分からないってすごく不安でどうしようも無いのは…昔の僕が知ってるから」

jh「そっか。そうなんだね」



異国からやってきて静かに1人泣いていたミョンホ。

右も左も分からない、言語すら通じないこの国で自分のアイデンティティを見つけるのはさぞ大変だっただろう。
ううん、大変だった。


mh「自分の葛藤は誰にも分からないでしょ。誰とも答え合わせが出来ない。だから、自分でずっと考えないといけない。
答えのない、でも見つけ出さないと解決できない問題を1人で考え続けるって……ものすごく、しんどい」


自分の求める姿と世間が求める姿がズレて自分はどうしたらいいのかと葛藤していた繊細でいて頑固な弟は、自分のことを知るために、自分の色を深める為に沢山の趣味を持って自分の在り方を見つけた。居場所を作ったとも言う。


色んな恋人との付き合いで自分を知ろうとしたA。

その姿が当時の自分と重なったんだろうか。



mh「Aさんはただ、自分を知りたかっただけなんだね」


Aもただ、自分の居場所がほしかっただけかもしれない。




はて、そう考えるとなるほど。

俺らマブでは居場所としては役不足だったと。

ふ〜ん、そっかそっか。へえ。



jh「は〜ァ、ムカつく。やんなっちゃうね」

mh「…ヒョンも難儀っていうか、面倒な人だよねほんと」

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なっつ(プロフ) - 素敵な作品に出会えて一気に読んでしまいました…!これからも楽しみにしています。 (10月2日 1時) (レス) id: 1d12df4e5b (このIDを非表示/違反報告)
ムーンワーカー - 次の更新も待ってます!もう、めちゃくちゃ大好きです! (2023年3月5日 20時) (レス) id: 8899fe7fbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆび - 一生大好きです……更新ありがとうございます………ずっとずっと楽しみに待ってました……ありがとうございます………幸せになれ……!! (2023年1月3日 1時) (レス) id: b9570136cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年1月2日 1時

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