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相談[仲裁者達] ページ29

side:Jeonghan


最近ミョンホが見つけたという、郊外にあるお気に入りのカフェ。
心地よく控えめな音楽と接客と美味しい中国茶。

なるほど、気に入る訳だ。
よくこんな所自分で見つけたな、流石ミョンホ。


そこに招待され予定を空けて黙って着いてきた俺は、マスター一押しのお茶をぐいっと飲み干した後、直ぐに話を切り出した。

車に居る時からずっと、何か言いたそうだけど言い難い、彼にしては煮え切らない顔をしていたから。



jh「意外だったわ。エイサ、最初からもっとAを嫌がるかと思ってた。すぐに別れろとも言わないしこんな事になっても2人をどうにか取り持とうとしてるんだね。
正直早い段階で俺に怒ってくると思ったよ、『なんでヒョンは何も言わないの?!』って」

mh「ジョンハニヒョンまで僕が拗ねてるってからかいたいの?皆して僕を子供扱いして…」

じとりと向かいから俺を見つめ唇を尖らせたので笑って否定する。これは本気で拗ねる5秒前の顔だから。

ジュニを心配して他の兄に話をしていたら可愛い可愛いって軽く流されたんだろうな。

確かに最愛の兄を取られたみたいにむくれてた奴が健気に2人のために動いてたらそれはもう可愛いって皆言うよ、ミョンホや。


jh「んやあ、違う違う。お前とジュニの深〜い絆は知ってるからね。
家族みたいに大事な奴が恋人作ったら気になるし見定めたいって思うのは普通じゃん?俺らは特にグループとして運命共同体な訳だし」


気楽に生きるのが簡単ではない弟達。

故郷を離れ朝から晩までつらい練習生時代を乗り越えた。その時の俺たちとは違う苦悩や葛藤、感情はジュニとしか共有されない特殊な形の関係なのだろう。

俺達には見えない繋がりが、お互いにしか見せない素顔が確かに2人には、有る。



そんな唯一無二の片割れの特別な人だ。

どんな奴なのか知りたいと思うは当たり前。



もしそいつが自分達との仲を、片割れを壊す存在だったのなら。

俺なら片っ端から情報を漁るし嫌だと思ったら容赦なく二人の関係をなかったことにするもん。


ね、普通だよと笑いかけるとちょっと引いた顔でじとりと見られた。
なんだよ、共感してやったのに。俺が重い奴みたいじゃん。

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なっつ(プロフ) - 素敵な作品に出会えて一気に読んでしまいました…!これからも楽しみにしています。 (10月2日 1時) (レス) id: 1d12df4e5b (このIDを非表示/違反報告)
ムーンワーカー - 次の更新も待ってます!もう、めちゃくちゃ大好きです! (2023年3月5日 20時) (レス) id: 8899fe7fbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆび - 一生大好きです……更新ありがとうございます………ずっとずっと楽しみに待ってました……ありがとうございます………幸せになれ……!! (2023年1月3日 1時) (レス) id: b9570136cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年1月2日 1時

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