・ ページ17
そろそろ帰ろうとしていたらこっちに話が飛び火してきた。もう少しだったのに…!
「あ、御足労してもらって申し訳ないんだけどさ。今日は兄弟でご飯食べないよ。オンニと食べるってお母さんにも言ってあるから。家の近くまで送って貰うし」
jh「待て、母さん公認になりやがったのかお前…?」
『ああ、さっきビデオ通話した。菓子折りも貰った。今度遊びに来てね、だって。お土産何がいい?』
jh「ぜっっってえうちの敷居は跨がせねえ」
『私もお前の実家になんか行かねえよ馬鹿。大人としてよその家の女の子預かる最低限の礼儀と手回しだわ』
「えー残念。外堀から埋めようとしてたのに。お母さんオンニのとこ気に入ってるし」
『怖…』
「あ、お兄は絶対オンニにちょっかいかけないでね。お兄に穢されるのとかマジ考えたくないから」
mg「お前なんでお兄ちゃんにそんな冷たいんだよお!いつもプレゼント買ってあげてるだろ?!ご飯も連れてってるだろ?!」
「は?恩着せがましいわ。オンニにはねえ、もっとこう…純粋で優しい人じゃないと駄目なの!私が許せない」
mg「お前がかよ。今日あって数時間のお前にヌナの何が分かるんだよっ」
『お前もな?』
そして話は思わぬ方向に進んだ。
「そうそう、お姉さん属性だから年下相手が良さそうだよね。グループで言うなら…例えばジュンさんとか?」
mg「ギャッッッッ」
「うるさっ。急に大声出してなに?何でそんな焦って……え、マジ?」
「オンニ……?」
『いやあ…そんな訳ないじゃないですか』
jh「そうそ、こいつ今彼氏とそこそこ続いてるしさ。…あれ、でも今ちょっと距離できてるんだっけ?何でだっけなあA。
あ、カトクの通知音じゃん。確認しなよ、彼氏じゃない?今噂のさあ。タイムリ〜」
『なあユンジョンハン、そのにやけヅラ引っぱたいていい?お前明日撮影ないだろ?なあ』
「え、なになになになに」
「…ヌナ達、場所移動しよっか。
私の家で朝までお話しよ♡」
「りょ!ママにお泊まりの許可取ってくるね!」
ヤバい。若い子達に外堀を粛々と埋められている…!
『…ジョンハンさん、私のこと絶対家の敷居跨がせないんじゃなかったっけ?』
jh「うちの母さん洋菓子好きだからよろしく〜。楽しんで来いよ♡」
『よし歯ァ食いしばれ』
mg「ヌナ、引っぱたくなら俺にしてごめんなさい」
『大丈夫、君はぶん殴る前提だから』
mg「ヒッ」
店員さんは耳を塞いでくれていた。
844人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なっつ(プロフ) - 素敵な作品に出会えて一気に読んでしまいました…!これからも楽しみにしています。 (10月2日 1時) (レス) id: 1d12df4e5b (このIDを非表示/違反報告)
ムーンワーカー - 次の更新も待ってます!もう、めちゃくちゃ大好きです! (2023年3月5日 20時) (レス) id: 8899fe7fbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆび - 一生大好きです……更新ありがとうございます………ずっとずっと楽しみに待ってました……ありがとうございます………幸せになれ……!! (2023年1月3日 1時) (レス) id: b9570136cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:菫 | 作成日時:2023年1月2日 1時