絶妙に知ってる乙女ゲーム新シリーズの住人になった件

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hy「お昼だよA〜。今日どこで食べる？前クラスの子のとこ言って情報交換してもいいし〜新入生見に食堂でもいいかな〜」

『うーんなに食べるか決めてないなあ。



…あ、待って。私昨日知り合いになった後輩の女の子に呼び出されたからそっち行くわ。

ハユン着いてきてくれたら有難い、幼馴染の男連れてくるらしいから』

hy「知らん男の後輩に知らん女の先輩で対抗させんなよ」

私はヒロインに指定された場所に向かいながら友人に昨日のことを掻い摘んで説明した。





oka「！ あっ先輩！こんにちは！呼び出してすみません、改めて昨日のお礼がしたくて…。
知らない場所で助けてくれた上に駅まで送って貰っちゃって。これ、よかったら食べてください！クッキー作りました！」

『お、おお…』


アイスボックスクッキーだ。これって簡単そうに見えてめちゃくちゃ力いるし時間もかからないか…？
しかも入学式の後だぞ疲れてないのか…？


『昨日帰って夜な夜な作ったの…？
ありがとう相変わらず行動力が凄いね噛み締めて食べるよ』

oka「えへへ…ありがとうございます！」

『貶してもないけど褒めてもないんだよなあ』

うーんメンタル強くて古の初代主人公の血を感じる。




oka「あっ、あと私の幼馴染を紹介したくて！昨日私置いて帰っちゃったんです」








dk「男友達が出来たんだからそっち行っちゃうでしょ〜。オウカが勝手にどっかふらふら行ったんだし」





学園モノで定番、主人公の小さい頃からの幼馴染ポジション。




dk「あっ、僕はイ・ソクミンって言います。オウカに素敵でかっこいい先輩に会ったって聞いて僕も会ってみたくて！」


選ばれたのはドギョム氏でした。

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