9 ページ9
何も返せなくなった私に、北くんが
北 「これはなんていう花なん？」
1つのお花を指差して聞いてくる。
○○ 「これはねえ、リナリアって言うんだよ。日本名は姫金魚草。ちっちゃくて可憐でしょ、そのイメージから花言葉はね、」
" この恋に気づいて "
花言葉はね、まで言いかけて止まった。別に、なんてことない1言のはずなのに、どうしてか言えなかった。
言ったら、まるで私が北くんのことが好きで、告白してるみたいな、そんな感じになるような気がして。なぜか恥ずかしかった。
北 「？」
急に黙ってしまった私を、真顔で見つめる北くん。
○○ 「‥なんだっけなあ、忘れちゃった。」
と、とぼける。胸をぎゅっと掴まれるような、不思議な感覚。鼓動が少し速くなる。
北 「ほうか、花言葉とか色々あるし分からんくなりそうやもんな。リナリア、か、綺麗やな。」
北くんは、私の横に並び少しかがんでお花を見ている。
私は、北くんのこと、好きなのかな？それって、どういう好き‥？
人としての好き？それとも、よく歌う歌詞にもあるような、そういう好き？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 333人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛(プロフ) - 匿名さん» 気づきませんでした汗 ご指摘ありがとうございます！外しましたスミマセン( т т ) (2月29日 12時) (
レス) id: fcbe7543f9 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オ.リ.フ/ラついてますよ！☑外してください (2月29日 11時) (レス) id: 230941a378 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛 | 作成日時：2024年2月28日 14時
