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『ねぇジミナ、』
JM「ん?」
お弁当を食べ終わったテヒョンがぐーすか寝てしまい(←)、暇になった私とジミンはちゅーちゅーパックジュースを吸っていた。
『私、まだ答えが出せないの。』
テヒョンに対しての、気持ちが。
JM「うん、」
『ユンギさんは誰もが経験することだって言ってたけど。
ジミンも経験した?』
JM「最近は久しくしてないなぁ。
Aと出会う前……小学生の時に似たような
ことで悩んだよ。」
『………←』
しょ、小学生?
こんな難しい感情、小学生で経験したの?
JM「Aはそれくらいの年齢の時、色々苦労してた
もんね。
そんな余裕なかったよね。」
『うん……まぁ、』
そうか……
私は何かタイミングを逃していたらしい。
JM「A、目を閉じて。」
『えー、なんで?(笑)』
JM「いいから。」
『はーい。』
想像してみて?
テヒョンが自分じゃない女の子と楽しそうに話してたらどう思う?
『なんかわかんないけど……きゅーって、胸が痛い。』
JM「ほうほう、なるほど……じゃあもうひとつ。」
テヒョンに恋人ができたらどうする?
『テヒョンに、恋人?』
なんだかすごく……嫌な気分。
悲しくて、寂しくて……辛い。
JM「それが答えだよ。」
『これが?』
JM「うん。Aはテヒョンに恋人がいたら嫌なんだ。
ここまでくれば、もう頭の良いAなら
わかるよね?」
『これって、もしかして……』
中学生の時にジミンから借りた少女漫画の題材になってた、"あれ"?
JM「ふふ(笑)。Aはテヒョンのことが好き
なんだね。」
『……やっぱり、』
でも認めてしまえば、なんだか妙に気持ちが楽になった。
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作者名:mayumayu | 作成日時:2020年8月28日 23時