ユンギさんと私 2 (ページ26)

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SG side

ジニヒョンたちと考えまくってやっと思い付いたプレゼントだったのに、どうやら似たようなことを考えていたらしい。

　SG「すげぇ……こんだけ被ると最早奇跡的だな。」

　『ユンギさんからプレゼントもらった時、嬉しいのと
　同時にちょっと焦りました(笑)。』

綺麗にラッピングされたオルゴールには、まったく同じ曲が入っていて……

覚えててくれたんだと、少し嬉しかった。

　『私の大事な子守唄ですから。』

Aを引き取った当初、親を一気に失った心細さで眠れなかった彼女は、枕を抱いてリビングのソファに座っていた。

その姿が可哀想で、少しでもリラックスできれば良いと思ってピアノの前に座ったのが始まり。

一曲弾き終わる頃には必ず寝息を立てていたから、環境に慣れるまで毎晩弾いてやっていた。

もう今はその心配もなくなったのだが。

　SG「さんきゅ、大事にする。」

デカくなったもんだな。

子どもの成長は早いと聞いていたが、こうして一緒に過ごすとますますそう感じる。

嬉しいような、寂しいような……

　『あ、お風呂溜まったみたいですね。
　私ここ片付けるので、ユンギさん入って来ちゃって
　ください。
　ただでさえ冷えて帰ってきたんですから。』

　SG「ああ、そうさせてもらうよ。」

本当、大人になりやがって。

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