ユンギさんと私 2 (ページ2)

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SG side

最近Aが、何かに悩んでいるようだった。

ついこの間までは進路に悩んでいたのに、高校生ってのは忙しいな。

俺が高校生の時こんなに悩んでたか？

　SG「A、」

　『はい。』

　SG「何かあったか？」

ソファで珍しくぼーっとしているAに、ホットミルクを差し出す。

　『あ、ありがとうございます。』

　SG「ん、」

カップを受け取ったAは、俺に話そうか否か迷っているようだった。

　SG「……良いアドバイスが出来るかわからんが、
　話すだけでもスッキリするかもしれないぞ。」

　『……ジミンが、自分で気づかなきゃダメだって
　言ったんです。』

ん？

何の話だ？

　『バーベキューの日以来、テヒョンを目で追って
　しまうのも、テヒョンの前で平静を装うのが
　大変なのも。』

　SG「ほう……それはそれは(笑)。」

可愛いもんだな。

あのプチ遭難、悪いことばかりではなかったってことか(笑)。

　SG「確かに、自分で気づかなきゃダメかもな。」

　『やっぱりそうですか……』

　SG「でも一つヒントをあげるなら、」

それは誰もが一度は直面することで、みんなAみたいに悩んで悩んで結果を出すんだ。

　『ユンギさんも、悩んだんですか？』

　SG「うーん、そうだな……俺も中高生くらいの時に
　悩んだよ。」

でも気づいてしまえば単純で。

すんなり受け入れられることだ。

そうですか、なんて俯く彼女の頭をそっと撫でた。

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