ユンギさんと私 2 (ページ1)

今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:11,477 hit

50 ページ1

.

放課後テヒョンは先生に呼び出されてしまったので(課題が未提出だったらしい←)、ジミンと二人で帰路についた。

　JM「ねぇ、ぶっちゃけどうなの？」

　『なにが？』

　JM「テヒョンのこと。」

　『え？(笑)』

ジミンはなんとなく私の心境の変化に気づいていたようだ。

　JM「あの日……バーベキューの日にやっぱり何か
　あったんでしょ？」

　『……実はね、』

初めてジミンに、私たちが遭難(？)した時の話をした。

　『もうね、頭がぐちゃぐちゃなの。
　どうしたら良いか、わからない。』

こんな感情、初めて。

テヒョンはなんであの時、あんなこと言ったの？

我慢できなくなるって何？

　JM「……A、寄り道しちゃおっか。
　僕がおごってあげる。」

俯く私の手を引いて、ジミンは楽しそうに笑った。

なんで楽しそうなのかは、わからないけど。

　JM「さて、話をしようか。」

とあるファミレスに着くと、ジミンはスウィーツとドリンクバーを手慣れたように注文した。

　JM「僕にはあの日以来、Aがテヒョンを目で
　追ってるように見える。」

　『……なんでだろうね。』

ジミンの言う通りだ。

でも、それがなぜかはわからない。

こんな感情、生まれて初めて。

　JM「うーん……その感情の答えを僕は知ってるけど、
　 Aが自分で気づかなきゃダメだね。」

　『そうなの？』

　JM「うん。あ、別に意地悪言ってる訳じゃないよ。」

　『わかってるよ(笑)。』

手元の氷が、カランと音を立てた。

.