SEVENTEEN CARAT 4 (ページ1)

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弟の恋路は応援するものだ 1 ページ1

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あるオフの日、珍しい人が私の部屋を訪ねてきた。

……まぁ私の部屋なんて、ウォヌ以外あまり入ってこないけど。

　DK「Aヌナ、急にごめんね。
　ちょっと相談したいことがあって……」

おそるおそる部屋に入ってくるソクミン。

彼が相談にくるのは、だいたい"魔法の飴"を貰いにくるような、スランプの時だけ。

だから今日も当然そうだと思って、飴を用意して待ってたんだけど……

　WN「……俺いない方がいいんじゃないか？」

　DK「いや、ヒョンにも相談に乗ってほしいの。」

自室でゲームをやってたウォヌまで引き連れて、私の部屋にやってきたのだ。

　『で、相談って？魔法の飴必要？』

　DK「ううん、今回はそうじゃないんだ。」

　WN「確かに。魔法の飴関連の相談じゃ俺いらないしな。」

もじもじ、もじもじ……

今のソクミンを表すなら、そんな感じ。

　『ゆっくりでいいよ。』

　DK「ヌナ、あの……」

　『うん。』

パッと顔を上げたソクミンは、ぎゅっと目を瞑って言った。

　DK「好きな人が、います……」

　『……あら(笑)』

　WN「おっと、マジか……」

　DK「ヌナたち、理想のカップルだから相談に乗って
　ほしくて……」

もう何年も一緒にいるけど、メンバーから恋愛相談を受けたのは初めて。

　『それって誰か、聞いてもいい？』

　DK「……ヨン、」

　WN「なんて？」

　DK「だから！……ジヨン、です。」

数秒の沈黙……

いや、多分私もウォヌも状況を受け入れようと必死なんだ。

　WN「な、なんであいつ？Aヌナのオタクだぞ？
　恋する要素がどこにある？」

　『ま、まぁまぁウォヌ……』

弟の恋路は応援するものだよ。

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