高嶺の花 1 (ページ34)

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晩酌 2 ページ34

SG side

Aは酒に強くない。

かと言って、弱いわけでもない。

いわゆる"普通"。

　『ユーンギ♪ 』

　SG「 ……出来上がってんなお前← 」

どうやら今日は酒が回るのが早かったらしい。

　『うん、なんか気分が良いよ！』

　SG「良かったな。」

Aが気分良いならそれで良いか。

……でもこれはいただけない。

やめてほしい。

　SG「ほら、離れろ。くっつくな。」

　『やだー、ユンギ温かいんだもーん。』

俺の腰に腕がっちり回して、ぎゅーっと抱きつくA。

　SG「離れろって。襲うぞ。」

自我があるとはいえ、俺だってシラフじゃないんだ。

簡単に理性なんて吹っ飛ぶ。

　『襲うってなにー？(笑) 』

　SG「 ……どうなっても知らね… 」

ヘラヘラ笑っている危機感のないA。

お前が悪いんだからな。

軽く肩を押して、ソファに押し倒す。

　SG「抵抗しないわけ？」

やめろ、そんな目で見るな……

　『ユンギ…… 』

もう押さえきれなかった。

理性が。

　SG「ごめんA、酔った俺のせいにして
　いいからっ、」

細い腕を押さえつけて、唇を重ねた。

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