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SG side
SG「Aがやりたいようにすればいい。」
なんとなく、わかっていたことなのかもしれない。
彼女は歌が好きだ。
実際、本当に楽しそうに歌う。
でも最近は演技の仕事が増えすぎて、ろくに楽器にも触れていなかった。
それが、ストレスになっていたんだと思う。
SG「俺は歌ってるAも、演じてるAも
両方好き。
だから、お前がどういう選択をしても応援する。」
そう、これは本心。
せっかくハリウッドに行けるだけの実力があるのにもったいない、とかそういう問題じゃないんだ。
彼女の中に迷いがあるかないか、だ。
彼女に迷いがあるなら、解決するまでは無理にやらなくても大丈夫なんじゃないかな……
迷ったら立ち止まったっていい。
立ち止まって、じっくり考えるんだ。
そうすれば、おのずと答えは見えてくる。
『書きたい歌がいっぱいあるの。
コンサートだって久しぶりにしたい。』
SG「ああ、」
『前ナムジュンくんと約束したBTSとの
楽曲製作もやってみたい。』
SG「あ、それは確かにやってみたいな。」
歌に思いを馳せるAがとても生き生きしていて、彼女の選択は間違えていないんだと悟る。
『ユンギ、』
SG「ん?」
『ありがとう。やりたいようにやってみる。』
SG「ああ(笑)」
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作者名:mayumayu | 作成日時:2019年12月9日 1時